第5回・療育相談会を開催しました。


  講師:津田望先生(サンハートにて)

 去る6月30日(土)に、療育相談会「育ちにくい子どもについて語りあいませんか。」を開催しました。
いちはら市民ネットワークの子ども部会が、年に1回を目標に開催している座談会形式の相談会で、今年度はのぞみ牧場学園理事長の津田望さんを講師にお招きしてお話を伺いました。

講演テーマ「早期療育の必要性と発達の環境」

悩みを抱えているときは、内にこもってしまいがちですが、勇気を出して外(社会)へ向かってネットワークをつなぐことが大切。相談事業等を利用して、早期から適切な療育を行うことが重要です。療育を受ける年齢が早ければ早いほど、言語発達が伸びるそうです。
専門家がかかわることが、適切な療育を受けるのには必要ですが、言語療法士だけではなく、作業療法士、臨床心理士、音楽療法士、幼稚園の先生など、多職種でいろいろな角度から子どもを見ていくことが大切だそうです。

のぞみ牧場学園では、アニマルセラピー(乗馬など)を行っていますが、音楽やダンスのほかにも、スイミング・自転車・なわとびが欠かせないそうです。
療育は、子どもの間だけではなく、成人してからも就労と同時に行っていくことが大切、と津田先生はおっしゃっています。ソーシャルスキルトレーニングや、レジャースキルトレーニングは、大人になってからも必要で、自分自身の趣味や楽しみを見つけることにより、他者とのコミュニケーションがうまくいくようになるそうです。

相談会を終えて

幼稚園や学校選びに悩む保護者の方も多くいらっしゃいますが、津田先生のお話では、発達障がいのお子さんには専門家にかかわってもらうことが重要で、幼稚園の先生は、定型発達の子どもの専門家なので、現場で療育の必要なお子さんを前に苦慮しているのは当然のことと言える、療育の専門家と幼稚園の先生・保護者が一緒にかかわり、アドバイスをもらいながらお子さんを育てていくことが必要だそうです。

当日は保育所の先生のご参加もありましたが、保育所で預かっているお子さんが週に1回、のぞみサポートセンターで療育を受けるようになってから目に見えて成長が見られるようになったと話されていました。
他にも、保育所に通うお子さんを、のぞみサポートセンターと市の発達支援センターの支援で、小学校入学(特別支援学級)まで見ることができた、というお話をされた方もあり、幼稚園や保育所の先生がお子さんや保護者への支援を大切に考えていることも知ることができました。

一方で、近所の児童デイサービスはいつもいっぱいで、利用したい日に空きがない、病院等で悩みを相談しても、なかなか解決にたどり着けない、幼稚園や学校の先生に専門家がいないようなので不安、という声も聞かれました。まだまだ行政や地域での取り組みにも課題は多そうです。

参加された方は、もっといろいろ津田先生にお話を伺いたかったと思いますが、残念ながら時間となってしまいました。
のぞみ牧場学園では、木更津市の委託事業として「ひつじぐも」という相談事業も行っています。個別にゆっくり相談をされたい方は、こちらを利用していただくことも可能です。
のぞみ牧場学園→  http://www.bokujougakuen.jp//index01.html
のぞみサポートセンター市原→  http://www.s-center.jp/
いちはら市民ネットの事務所には「ひつじぐも」のパンフレットもありますので、必要な方はご連絡ください。
開催に際しては、至らぬ部分も多々あったかと思いますが、津田先生のおかげで参加された方が役に立つ情報を得られたのではないかと思います。
津田先生にはお忙しい中、本当にありがとうございました。
(子ども部会)

 


のぞみ牧場学園