いちはら市民ネットワーク
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いちはら市民ネット通信




改革半ばの堂本県政継続への期待、露骨な右傾化を標榜する森田氏に県政を委ねるわけにはいかない、との一念でネットも必死で取り組んだ知事選挙でした。
3月13日の即日開票。結果は堂本氏96万票、森田氏95万4千票。約6千票差、鼻の差の勝利で、投票率は43.28パーセント(前回を6.4ポイント上回りました)。
現職圧勝と予想されていたはずなのに、薄氷をふむ結果となりましたが、ともかく96万の県民の支持をえて堂本知事体制は二期目スタートしました。

 負けた相手陣営は追い上げながらの惜敗で、まるで勝ったかのような勢い。「完全野党」宣言をして、早くも幹部職員人事への介入、教育長人事への批判、など公言しています。今後の県政運営のしんどさが思いやられます。
自民党一党独裁体制が長く続いた千葉県政の弊害は、知事が変わったからといってすぐに変わりません。(逆にいえば、今回自民党がここまで必死に選挙をしたのは、「何としても旧来の体制に戻したい」との想いが強かったからだと思います)。
知事選と同日に行われた県議補欠選挙で民主党は三議席確保したけど、それでも自民党は68議席。(70パーセントの議席を保有)。
相変わらず問答無用の数の暴力がまかり通ります(ザーッと音を立てて一斉に自民党議席が起立する光景は、ぜひ一度議場に足を運んで見て欲しい)。

  さてこうなっては、武器は情報公開と県民の直接監視しかありません。
千葉県の情報公開度は全国オンブズマン調査で今年も全国17位。
初めが肝心。知事は断固とした姿勢、改革の姿勢を貫き、情報を県民にどんどん報せてほしい。それが「正義」ならば、県民は自ずとついてきます。
知事を応援した大勢の福祉関係者や支援者とともに、私達市民ネットも、開かれた県政、弱者の声が大切にされる千葉県づくりに向けて、今後もがんばります。
96万票の支援者の期待に応えて、今後4年間、これまでに県民と一緒に作ってきた計画や条例に血を通わせ、花を咲かせ、大きな実を付けてほしい、今はひたすらにそう願います。(山本友子)



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いちはら市民ネットワーク通信(No59〜No97)
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