3月末、衆参両院の「憲法調査会」による最終報告書案が出そろいました。自民、民主、公明党は4月下旬より憲法改正の手続きのための国民投票法案に関する協議にとりかかるとのこと。
わずか5年前には考えられなかった「憲法改正」が現実のものとなりつつあります。
いちはらの市民ネットでも昨年7月より6回にわたって、憲法の学習会を開いてきましたが、先の戦争の痛烈な反省から生まれた現憲法が、いかに先見の明があったかをあらためて、しみじみ感じています。
国民投票が実施されれば私たちひとりひとりの「憲法への想い」が問われます。結果によっては、ほんとうに取り返しのつかない方向へ日本は大きく舵をとられてしまいます。政治を行なう者の権力濫用に歯止めをかけているのが現憲法。先の戦争のあやまちを繰り返さないために、立ち止まって、まずは憲法を知り、語り合ってみませんか? 次回から新シリーズ「ビデオで憲法」です。(岡村)