いちはら市民ネットワーク
 いちはら市民ネットワークは政治をする市民団体です

いちはら市民ネット通信

 

更なる市民サービス向上を

◆「市役所は大きなサービス産業であり、市民は大切なお客様である」と市長も常々いわれます。しかし「市民への対応を間違えたとき、すぐに謝罪の言葉が出ない職員がまだいる」という声も耳にします。更なる市民サービスの向上を目指してくださいと要望しました。

新年度予算に反対、でも…

◆国の補助事業で始めた道路(青柳・海保線)の工事は厳しい財政状況で一時中止。補助期間は五年間、そこにかすかな希望をつなぎ、担当者はやむなく中止を決断。しかし、工事中断による『橋台』劣化の懸念はぬぐえません。その他、学校施設の耐震化、子育て支援の更なる充実など優先すべき事業は山積みです。
◆このような中、新しい事業「五井駅東口整備」への着手が必要なのか、本当に市民のニーズに沿ったものなのか、十分には納得できないとして、市民ネットワークは予算案を否認定。
◆しかし、議会では賛成多数で可決されました。

平成18年度予算(昨年度比)
一般会計 787億2000万円(1.3%増)
うち市税総額 471億3000万円(1.7%増)
特別企業会計 604億3000万円(2.5%増)

読書指導員が大幅に増員!

◆この市民ネット通信でも取り上げた読書指導員、6人だったのが、5人増えて11人へ。ぬくもりのある学校図書室で、本を好きになる子どもたちが育ちますようにと願うものです。市内には45の小学校があります。これにとどまらず、計画的に拡充してくださいと要望しました。
◆何はともあれ、厳しい財政の中、「子どもは宝」をカタチにしてくれたのは、大いに評価します!
(市原市議会議員/市民ネット代理人)

 「ふるさとハウス」は洋風それとも和風?
新規に提案された中に「ふるさとハウス整備事業」(8627万8000円)があります。これは市原産木材を使用した「ふるさとハウス」の建設と、建設地である「あずの里いちはら」の駐車場拡張のために使われます。今回の「ふるさとハウス」はモデルハウスのようなもの。この建物を見て、「わたしもこのような材木を使って家を建てたい」との気持ちを起こさせるために建てるのです。
予算委員会の中で、図面を見ていたある議員曰く「これは洋風だ」。しかし隣に座っていた議員は「いや、和風だ」。同じ図面を見ながら楽しく(?)モメました。
「あずの里」のレストランになる予定ですが、ぜひ見に来てください。
 

再度問う!都市交流拠点づくりの問題点

◆「五井駅東口開発によって既存商店街の落ち込みが心配と、商工会議所各支部の方々から反対の声があがっているがどう考えるのか。西口を中心とする中心市街地活性化計画の見直しのポイントは何か」と質問。
◆「その後の勉強会で現状を変えていこうとの前向きな議論を交わすことができた。また西口は住民参加で活性化策を進め、コンパクトシティとしての街づくりをめざす」との答え。商業の活性化はなかなか難しい。本当に大丈夫かとの疑問がやはり湧いてきます。

待機児童の受け皿になっています

◆「認可外保育所は市内に13ヶ所あり、認可保育所へ入れないお子さんや、早朝、夜の時間外保育、急な預かりなど、認可保育所で受け入れきれないところを担っている。助成制度がないため利用者にとっては保育料が負担であり事業者にとっては経営が大変。何らかの助成制度をつくるべきでは」と質問。◆「可能な範囲で合理的な助成が行えるよう検討を進めてまいります」との答え。具体的にいつどのような助成がされるのかが問題です。

長期構想を持った文化・芸術への取り組みを

◆「市原市収蔵の美術品の管理をはじめ、収集、展示の方法など、子どもたちに良い芸術品を見せることができるように、長期構想を持った文化芸術への取り組みが必要では」と質問。
◆「市原市収蔵の絵画等は275点ほどある。収蔵施設の検討、展示公開のあり方について検討する」とのこと。ちなみに18年度は深沢画伯の作品等の購入予定で1500万円が予算化されました。
(市原市議会議員/市民ネット代理人)

 「国民保護計画」は国民を守らない
「国民保護計画」を市町村でも作るようにと、協議会設置の条例案が議会に出されました。その前段として、平成15年に有事関連三法と言うのがつくられ、まさかの事態のときにいかに対処するかということが法で定められました。まさかの時とは、地上部隊の上陸、弾道ミサイルや航空機による攻撃、他に国内でのテロ攻撃も入ります。国民をどのように避難させたらよいのか、それを示したのが「国民保護計画」です。
この計画をつくる担当部は「防災課」ですが、現在策定中の「防災計画」とどこがどう違うのかよくわかりません。18年度予算に策定費用665万円あまりが計上されていますが、ムダとしか思えません。なぜ、今、戦時下を想定した計画が必要なのか。富浦町では敵が上陸したと想定して避難訓練を実施し、参加者の八割が子どもたちだったということで問題になりました。
国が決めたということで、市町村も従わなければいけないというのは、怖いことです。平和をつくりだす努力こそ、今、私たちがやらなければならないことです。
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いちはら市民ネットワーク通信(No59〜No97)
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