いちはら市民ネットワーク
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いちはら市民ネット通信

9月市原市議会
桑田なお子桑田なお子代表質問

キーワードは「市民との協働」

第4次新行政改革大綱(平成18〜22年度)が示されました。今回の特徴は何と言っても「市民との協働」です。しかし「市民」と「行政」の役割分担はどうなるのかはっきりせず質問しました。福祉・教育・まちづくり等、多様化する公共サービスの需要に的確に対応するには市民・NPO団体・民間企業と行政が連携をとり、共に担っていかなくては対応できません。そのための担い手の育成に、今後は行政が積極的に取り組んでいくとの答弁でした。
10月から、拠点として市民活動センターが装いも新たに、五井駅西口近くにオープンしました。おおいに利用し、さらに元気な市原市になるよう、力を合わせていきましょう!

「ファミリーサポートセンター」いよいよ始まります

センターと名づけても事業であり、建物ではありません。会員制支援システムで、子育てを一段落した先輩のお母さん方が、若い子育て中の家族を支援する仕組みです。
全国各地で実施され、問題なのは、利用したい会員は大勢だけど、援助活動を行う会員がなかなか集まらないという現実。
人材をどう確保するのかを質問したところ、地域福祉で、確実な歩みをしている市原市社会福祉協議会と市が協働して人材確保を図るとのこと。
「市原市の全地域で始めてください」と要望しました。

その他の質問

外郭団体について/脱温暖化について/ごみ減量について/地域防災計画について/国民保護計画について。
(市原市議会議員/市民ネット代理人)



桑田イラスト
地域での支え合いが
11月から始まる予定
み〜つけた!市原のタ・カ・ラ
市の出前講座『おでかけくん』を利用して、ガイド(講師)付きで、文化財めぐりをしました。国分寺から西願寺まで、建造物(お寺)や仏像です。
普段、見ることのできないお堂の中で静かにたたずむ仏像は、私の心をとらえます。
800年前の鎌倉時代から連綿と信仰が受け継がれ、今もなお、住職さん檀家の方々によって、大切に守られている国宝(国指定建造物・史跡)や県・市の文化財は、まさに市原のタカラです。
ちなみに、『おでかけくん』「いちはらの指定文化財」見学コースは10人以上の申し込みでOK、無料です。
※お知らせ
東京国立博物館「仏像」展で、引田の「聖観音菩薩立像」を展示中。 (10月3日〜12月3日まで)

うわぶ玲子うわぶ玲子個別質問

決算委員会……市民ネットは反対しました

17年度決算を審議しました。市税収入の一部が増えたものの、扶助費も増え厳しい財政状況が続いています。また少子高齢化に備えた政策が求められ、福祉関連の費用(民生費)はこれからも増え続けると思われます。今回の委員会でも「乳幼児医療費への助成」を就学前まで引き上げる要望が各会派から出されました。来年度予算でぜひ取り入れてほしいことです。
市民ネットは評価する部分は多々あるが、五井駅東口の開発に対してまだ十分な理解ができないということ等で反対しました。


私たちの飲み水は大丈夫?

市原市の水道水のほとんどは高滝ダムから供給されます。将来にわたってよい水を飲み続けるためには、高滝湖や周辺の環境をしっかり守る必要があります。いくつかの視点から質問しました。

*ダムの上流に産廃が!
ダム上流の徳氏、石神地先に産廃が不法投棄され、そのままになっています。
千葉県が負の遺産対策として平成13年に調査をしましたが、正式な報告はされないまま、また市原市も報告書の請求をしないまま、うやむやになっていました。資料によると毒性のあるフッ素が環境基準値を上回って検出されるなど、問題ありと思われます。県に対して調査結果をはっきりし今後の対応を求めること、また市原市としても負の遺産対策への方向性を出すことを質しました。その他、上流域の森林の保全、畜産団地対策、生活雑排水対策について質問しました。

その他の質問

特別支援教育について/発達支援センターについて/精神障がい者福祉について。
(市原市議会議員/市民ネット代理人)



うわぶイラスト
捨てられた産廃は
どうする?
農業は存亡の危機……農業委員になって思うこと
今年の4月に議会から選出され農業委員になりました。市原市の農業委員は現在35名、選挙や選任で選ばれています。実家が農家なのでおおよそのことはわかるつもりですが、本格的に農業をやったわけでもないし、正直、農業から逃げてきた私にとっては、ここで農業委員をやるというのは、何か運命のようなものも感じます。
農業委員会の主な役目に「農地転用」の業務があります。申請が出された農地を現地に出向いて状況を確認するのですが、木が生い茂っていたり資材置き場になっていたりと、転用を追認するのが仕事というのが悲しい現実です。
農業委員会で委員さんから出されるのは、とにかく担い手がいないという悲痛なまでの声です。現役の担い手の平均年齢は70歳以上、一人でも二人でも後継者をつくらなければ……。農家の問題というよりも私たちの生命に直接関わってくることです。
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いちはら市民ネットワーク通信(No59〜No97)
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