いちはら市民ネットワーク
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いちはら市民ネット通信

◆羽田沖に千葉の山砂が!

羽田空港再拡張工事に伴い、千葉県の山砂が羽田沖に埋められようとしています。およそ3千万m、東京ドームにして24個分!山砂を運ぶダンプは年間6千台が往来していますが、その数が倍になります。ダンプ公害の問題が気がかりです。
何より、山砂採取跡の環境影響調査がほとんどされていません(砂利採取は環境アセスの対象じゃないのは変!)。今、千葉県は砂利採取のルール見直しを検討していますが、羽田再拡張には間に合いそうもありません。西部劇の荒野のように砂取り跡の大地がさらに広がることになります。跡地の緑化、運搬のルールなど、事前に対策をとるべきことがどっさり。私も「全員協議会」の席上、国交省のお役人に、山砂採取について質疑討論しました。今後は、県が作る詳細なルールが厳しいものになるよう監視の目を光らせていきます。

◆こどもの国のその後

県が民間売却を検討してきたこどもの国は、まもなく買収企業が決定します。オープンは当該企業がリニューアルを完了してから、ということになるそうです。業者決定までのプロセスを公開し、子ども達に夢のある「こどもの国」になることを願っています。
(市民ネットワーク県議会議員)

県議が議会に出席して日当?
▼市民オンブズマンから費用弁償の廃止と政務調査費の情報公開を求める請願が出されました。
費用弁償とは議会開会中議員に支給される日当です。本来議員が議会に出席したからといって日当が出ること事態が。しかも、議会は開会後も「議案調査」のため休会となる日が約1週間あり、その間も議会棟に来てハンを押しさえすれば支給されます(以前は議会棟へ来なくても出ましたが、ネットの反対でこれは改善)。
政務調査費は文字通り議員の調査活動に対して支給され、一人当たり毎月40万円、年間480万円にもなります。東京都目黒区の公明党区議団がお弁当代に使っていたことが発覚し、全員辞職した事件もありました。千葉県では、議会事務局に収支報告書を提出するのですが、領収書の公開は義務付けられていません。収支報告書だけでは、具体的な使途までチェックできません。領収書まで公開すべきです。
▼ネットは請願に対して賛成の討論をしましたが、多数派の反対であえなくボツ(公明は継続審査を主張)。議会改革を議員にさせるのは、まな板の上のタコに自分の足を切れ、と迫るようなもの?県民の世論という外圧で議会改革を進めるしかありません。
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いちはら市民ネットワーク通信(No59〜No97)
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