いちはら市民ネットワーク
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いちはら市民ネット通信


◆まずは福祉の充実を!

17年度の市税収入は8年ぶりで増収になりました。18年度、19年度も引き続いて増加が見込まれます。おそらく年間2〜30億円はアップすると思うのですが(私の予測)。増収が19年度予算にどのように反映するのか聞きましたが「実施計画の事業の推進」とあたりまえの答弁でした。夕張市のような例を見ますと、石橋叩いて健全財政は必要ですが、まだまだ遅れている福祉にがんばって予算をつけて!例えば、「認可外保育所への助成」も実施計画には載っていますが、未だ実施されていません。

◆残土条例・県許可分も市の管理にできないか?

残土処分場は市原市の環境にとって大きな課題です。17、18年に新規に作られた処分場だけでも18カ所、65ヘクタールにもなります。総量規制や違法への対応、森林への再生などの課題が山積みです。県が扱っている3千平方メートル以上のものも市原市で引き受けて、これらの課題に取り組んだらどうかと質問しました。
県全体の4割も占めている残土処分場の移管は、事務量も多くなって大変なので、内容等について検討中との答弁でした。確かにその心配もわかりますが、1年前から検討中ですので、そうこういう間に新規のものがまた増えていきます。

議案「後期高齢者医療広域連合の設置に関する協議について」に反対

国の医療制度改革にともない75歳以上の全ての人と、65歳から74歳までの寝たきりの人をひとくくりにした、医療保険の制度ができました。今まで被扶養者として保険料を払わずにすんだ人も徴収されます(900円から6200円の試算)。年金が月に15000円以上あれば天引きされるということで、介護保険料とあわせるとかなりの負担です。
またまた高齢者泣かせの制度改悪で、今後の影響が心配です。
(市原市議会議員/市民ネット代理人)

 介護問題を考える
夕方、スーパーで買い物をしていたら知人にバッタリ。久しぶりの姿に「元気?」と声をかけましたが、同居中のご両親の介護で大変とのことで、「介護問題」でひとしきり立ち話をしてしまいました。
私たちの年代は、まだまだ親の介護真っ最中という人が多く、集まると必ず話題がそこに集中します。
介護保険制度のおかげで、在宅で暮らしていても「デイサービス」や「ホームヘルプサービス」といった社会的サービスがあることは、本人にとってもまた家族にとってもほんとうに助かります。この制度が無い時はほんとうにどうしていたんだろう。家族、特に女性は完全に家に縛り付けられ状態だったんだろうナー、と改めて大変さを実感するわけです。
我が家も高齢の義母がいて、制度やみなさんの助けを得て母の生活も成り立っていますが、そのうちすぐに、自分たちが介護される側になります。
「怖いもの?」に蓋をしないで、今のうちにみんなでいろいろなことを話しあって、準備を進めるのも必要です。

◆認められてきた学童保育

数年前までは、「学童保育」に対し議会でも「親が子どもを見るべき」と消極的な意見が出ていましたが、今は誰もが必要を認めるようになりました。今回、予定計画より早く4つの学校で開設されます。
しかし、学童保育設置小学校は45校中21校。
今後の設置予定は、希望者の多いところや余裕教室があり、すぐに対応できるところから開設していくとのこと。小規模校であっても必要なので、対策を考えるよう要望しました。

◆改定教育基本法はイジメをなくせる?

全国各地でイジメによる自殺者が続出。安倍首相は、戦後の教育現場の荒廃は教育基本法に原因があるといって、変えてしまいました。そこで、「教育基本法を変えれば、イジメや非行問題が解決しますか」と質問。「この法が改正されても、個々の問題が解決するというわけにはいかない」という回答でした。学校現場で起こることは、大人社会の反映。私たちが、希望を抱き、毎日の仕事や家庭や地域での暮らしを楽しんでいく、このことが大切ではないでしょうか。

◆障害を持つ子どもの居場所

公立や私立で入園を断られた障害をもつ幼児を受け入れてきたのが、認可外幼稚園。そのような園に対し支援するべきと主張しましたが、「検討中」で、今ひとつ、はっきりしない回答でした。ちなみに私立幼稚園には障害児に対し国・県から年間39万2千円、市から6万円が出ています。
「障害があってもなくても、子どもは市原の宝」です。
その他に市原市国民保護計画(案)/郷土ゆかりの人々と資料について質問しました。
(市原市議会議員/市民ネット代理人)

 
最近の教育界は狙い撃ち状態。
ついに教育基本法が改悪され、教育委員会も形骸化されているとの批判を受けていますが、ナンと昭和31年まで、教育委員は選挙で選ばれていたそうです。それだけに、予算も独自に組み、権限もあり活発だったそうです。
しかし、その後選挙は廃止され、今のような形になったとか……。
そのような経緯がある中で、形骸化してしまったのは、当然といえば当然。そこを変えないで、批判しても始まらないと思いませんか。
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いちはら市民ネットワーク通信(No59〜No97)
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