環境自治体会議とは?
1996年から始まり、全国の61自治体が参加して、毎年開催されている(千葉県からは我孫子市のみ参加)。自治体が全ての政策に環境の視点を入れるために、相互に情報交換や交流をするネットワーク組織。今年は山形県遊佐町で5月28日〜30日の3日間開催された。
命を育む農業
私は生活クラブ生協の組合員として、遊佐をはじめ山形には思いが深い。20年程前、養豚牧場の方が千葉で講演会をした時、美しい響きの山形弁を初めて耳にして、山形に憧れた。遊佐のお米は、作る人も食べる人も安心できるよう田んぼの農薬を半分に減らして作られている。
生産者は「鳥海山の恵みの水でおいしい米ができ、日本海からの海風で虫がつかない。生産者と消費者による登録米は農業の未来であり、農業と農村の暮らしを守るシンボルである。トキが舞い降りる里を作りたい」と主張している。こんな人々が住む町だからこそ、環境自治体会議に参加し、全国からの訪問者に厚いもてなしができるのだろう。
(井上)