いちはら市民ネットワーク
 いちはら市民ネットワークは政治をする市民団体です

いちはら市民ネット通信




●南総の地にコミュニティバスが走り始めて、はや10ヶ月。光風台駅〜鶴舞循環器病センター間を走るかわいらしいバスは着実に住民の足となり、地域の空気を活気あるものへと変えつつあります。しかし、運行経費の50%を地域で賄うのは、乗車率から考えてもやはり重い課題です。

●そこでコミバスの運営委員会では、小域福祉ネットワーク(小学校区を単位とした支え合いの仕組み)との連携をさぐりました。
運営の母体である寺谷地区9町会の資源回収を一本化し、その収益の一部で運行経費の重要な柱である回数券を購入。そして地域の高齢者と、特別の配慮を必要とする約370所帯の方々に1000円の回数券を、買い物支援券として贈ることができました。

●代表者の橋本さんは「ごみとして出されているものには、まだまだ資源化できるものがある。小域福祉ネットで資源を集める事で、収益が地元に還元され、ごみ減量につながる。地域活動に対する行政の理解が深まり、協力も得やすくなり、市民と行政が対等なパートナーとなって市民・住民自治への道筋も開ける。これからの福祉は、はじめから行政に援助を求めるのでなく、自ら、何ができるか考えることから始まるのだと思う」また「将来はさらに事業を発展させて、地域に無料診療所を作りたい」とビジョンを力強く語られました。

●市民ネットも回数券販売のお手伝いをしています。小湊バスご利用の方は、ぜひ事務所にお立ち寄り下さい。
(高原)  

◆裁判員制度!延期を要望◆

来年5月スタートの裁判員制度は、年末には「裁判員候補者」への通知も送られる手はずになっている。しかし千葉県弁護士会の立松彰弁護士は「被告人の権利が守れない」と心配する。

▼日本の刑事裁判では有罪率が99%で、当然えん罪や誤判も多い。そんな中で死刑や無期求刑にあたる重大事件を、素人である裁判員が参加して3〜5日で処理することはあまりに危険だ。

▼公判が行われる前に裁判官、検察官、弁護人が出席し、非公開でそれぞれの主張と証拠を整理し争点をあらかじめ絞りこむ作業のことを「公判前手続き」という。裁判員に「わかりやすく」するために、事件の背景を示す膨大な状況や証拠などを、事前に取捨選択、簡略化し、朗読できる分量にする。公判中に新たな証拠を提出することも禁じられ、最終日は裁判所の閉廷の5時に結審するために、裁判と求刑、判決のシナリオがあらかじめ裁判官によって作られてしまう可能性も高くなりそうだ。

▼裁判員にとっては、被告との接見や証拠検証が不十分なまま、有罪無罪や量刑を決めさせられるのは心理的に負担であり、裁判の経過を生涯口外してはいけないのもしんどい。

▼市民の司法参加が目的なら、重大犯罪を扱う刑法より、むしろ政策的な判断を問う民事の裁判に市民が参加していく方が先だろう。また、裁判員制度の前に、死刑制度の是非を論じるべき、という声もある。

▼世論は拙速な裁判員制度の開始に反対を唱え始めている。学習会を重ね、市民ネットもあまりに課題の多い裁判員制度の延期、見直しを求めて県議会に意見書を提出した。
(山本)
○●○訂正とお詫び○●○

前号に掲載した発達障害センター(CAS:キャス)の名称・所在地が誤っていました。ご迷惑をおかけした皆様には、大変申し訳ありませんでした。

  名 称:千葉県自閉症・発達障害支援センター(誤)
        → 千葉県発達障害者支援センター(正)
  所在地:千葉市中央区院内1-2-7 アマノビル5階(誤)
        → 千葉市中央区亥鼻2-9-3(正)

※尚、電話番号、ホームページには変更はありません。



◆ワークショップ「考えよう ワーキングプアと生存権」
11月9日(日) 13:00から

会 場: アネッサ(姉崎保健福祉センター)
1階ボランティアルーム JR姉崎駅より徒歩約15分
参加費: 無料
主 催: いちはら市民ネットワーク
TEL 0436-21-1907
FAX 0436-21-9073

◆講演「笑って泣いて憲法9条」
11月29日(土) 13:30開場 14:00開演

出演者: 講談「ホタル帰る」宝井梅星
落語「生き字引」 寝床屋道楽
会 場: 市原市民会館小ホール
入場料: 1000円(高校生以下無料)
※手話通訳あり 託児あり
主 催: 憲法を守ろう・市原市民連絡会
(9条の会いちはら)
TEL/FAX 0436-21-5473

◆市原地域福祉フォーラムの定例会
テーマ「地域でもその人らしく、ひとりでも元気に生きられる」
11月20日(木)18:30〜21:00

講 師: NPO法人 井戸端介護代表 伊藤英樹さん
会 場: アネッサ(姉崎保健福祉センター)
入場料: 1000円(高校生以下無料)
※手話通訳あり 託児あり
主 催: 市原地域福祉フォーラム
TEL/FAX 0436-22-2023

◆絵本作家・田島征三 講演会 「子どもたちの未来・地球の未来」
11月29日(土) 13:00開場 13:30開演

会 場: 市原市五井会館(JR内房線五井駅西口より徒歩5分)
参加費: 1000円(小学生以下無料) ※保育あり(要申込)
主 催: 残土・産廃問題ネットワーク・ちば
TEL/FAX 0438-30-1161
 

ボランティアさんと仲間を募集しています。

●通信の配布をしてくださいませんか。
●いっしょに議会の傍聴に行きませんか。
●部会(環境・子ども・福祉・平和・まちづくり)活動に参加しませんか。


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いちはら市民ネットワーク通信(No59〜No97)
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