公立病院の閉鎖・縮小など地域医療がピンチに陥っています。市原市も例外でなく特に南部地域で顕著です。
●国保市民病院は?
07年から国保市民病院が医師不足で診療所になり、医師4名、入院ベッド数37床、外来患者数月平均70名前後だったのに、医師1名、入院ベッド廃止、外来患者数は50名となってしまいました。1月最新情報では、さらに廃止が決定し、民間への移行の方針が決まりました。
●県立循環器病センターは?
鶴舞にある県立循環器病センターは、医師不足により、地域医療の受け入れがかなり縮小しました。同センターはいわゆる循環器系の高度医療をしていますが、あわせて地域病院の役割もはたしてきました。地域医療部門は、07年当初医師6名体制でしたが、現在は内科医1名になり、日常的な診療は週2日のみ、整形外科は休診になってしまいました。
●他の病院へも影響が・・
大きな病院の縮小は、近くの他の病院や診療所に患者さんが押し寄せることに繋がり、近くの病院は超多忙になり、てんてこ舞いの状況です。地元では町会を中心に、循環器病センター拡充の署名を県や市に提出したり、住民集会などを開催したりと積極的に地域医療の存続を求めて活動を繰り広げています。
地域医療をどのように守っていくか・・・私たちも、地域住民、行政、医師会と連携して、しっかり医療の問題に取り組んでいきます。(上符)