いちはら市民ネットワーク
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いちはら市民ネット通信



  6/6蒲田孝代弁護士を講師に行われた学習会。
  23名の参加。
裁判員制度について、推進側と反対する側の両方の識者からの意見を聞き、賛否の判断は参加者に委ねようというのがネットの基本的考えでしたが、これまで3回の学習会を経て制度への疑問や問題点が次々浮上してきました。

▼ドイツの司法改革は「なぜ裁判官は高い所に座るのか?」という市民の素朴な疑問に始まり、今日の「開かれた裁判所」となったそうです。確かにテレビでみるドイツの法廷は裁判官・被疑者席とも平場で、いかめしい雰囲気はありません。日本では、裁判員は裁判官とともに一段高い所から眼下に座る被疑者を裁きます。
今回の講師の蒲田弁護士も修習生のとき、裁判官席に座った時、不平等を実感して愕然としたそうです。

▼死刑宣告(多数決!)を含む公権力の行使への参加は市民にとって重荷です。「公判前整理手続き」により、あらかじめ「あらすじ」が決められ、新たな証拠提出も制限をうける中で、判断を迫られるのは無謀です。
「完全に有罪が立証されない限りは無罪」という推定無罪の原則も揺らぎます。そもそもこの制度に、「足利事件」のような冤罪を防ぐ機能はあるのでしょうか?また、評議内容を漏らすことは罰金50万、懲役6ヶ月という罰則により誰かに話すことは固く禁じられており、開かれた検証ができません。

▼「司法に市民参加」といいながら「ルール違反に対する効果的な制裁」という本音がちらついている気がします。あちらこちらから見直しを求める声が上がっています。何度か学習会を行い、市民が裁きあう社会でなく、困難であっても許しあうことをめざす社会の実現をこそ求めたい、と強く思うようになりました。
(高原)


県残土条例がスタートして11年間で、市原市には98箇所で283haもの残土が運び込まれてきました。県全体のなんと5分の1が市内に入っています。おまけにこの数字には、許可外の不法投棄や、かってに面積を拡大した事例は含まれていません。
また千葉県は、これまで半世紀近くも東京湾の埋立て、アクアラインの建設などに山砂を供給してきました。最近では、羽田空港の第四滑走路建設のため、県内から約3千万立方メートルの山砂を供給しています。(市原市内の山砂業者は16社で、うち4箇所が羽田に山砂を供給しています)
山砂を採取した跡に、残土埋め立てが行われることも多く、汚染土混入の問題も各地であります。市民ネットは県の残土条例の改正、港での残土のチェックを行う港湾条例の改正などを実現させてきましたが、残念ながら今も問題は跡を絶ちません。

富津の鬼泪山を消さないで!

富津市鹿野山系の国有林「鬼泪山(きなだやま)」の山砂問題は、現在、県の「土石採取対策審議会」にかけられています。森田知事は選挙中には反対する住民に「自分も反対だ」という回答を出しましたが、どうもこの頃は答弁があやふやになっています。周辺の水系に対する影響も深刻です。市民ネットは今後も国有林保全を働きかけていきます。
(井上)


利用しやすい駅をめざし、ウオッチングをしています。五井駅・八幡宿駅に続き、4月に姉ヶ崎駅を視覚障がい者の方々と調査。駅構内や、駅の周辺、特に保健福祉センター(アネッサ)など公共機関への点字ブロックをはじめとした道のりをチェックしました。
 当事者の参加で、見えてくるものがたくさんあってびっくり!小さな冊子にして行政やJR 姉ヶ崎駅に提出しました。
後日、行政担当者と姉ヶ崎駅に集まり「交通バリアフリー基本構想」と照らし合わせて、点字ブロック等の再確認をしました。駅のエレベーター工事もはじまり、一歩ずつバリアフリーなまちに近づいています。
(岡村)

掲示板

いちはら市民ネットワーク・アートギャラリー展示会のお知らせ

7月 片山まゆみフォークアート展
8月 フォーマルドレス 展示販売
9月 金子美恵子アートコラージュ展
10月 パッチワーク展

●出品者募集中 あなたの作品を展示しませんか●

◆ 羽田D滑走路埋め立て現場見学会〜山砂を考える〜
日 時: 9月6日(日)10:30〜 
場 所: 羽田空港ターミナルにて集合
主 催: 残土・産廃ネットワーク・千葉

◆ 地域医療を語ろう!
講 師: 藤本晴枝(NPO地域医療を育てる会代表)
日 時: 10月10日(土)午後(時間未定)
場 所: 南総公民館

2009 ちば元気ファンド募集中
市民ネットワーク千葉県では、地域市民事業の立ち上げや、市民活動を支援しています。
応募要項
所定の応募用紙にて。市民ネットワーク千葉県のホームページからダウンロードできます。
応募締め切り
9月末
助成
団体50万〜20万円2009年度11月実施予定。
連絡先 いちはら市民ネットワーク TEL 0436-21-1907
ボランティアさんと仲間を募集しています。

●通信の配布をしてくださいませんか。
●いっしょに議会の傍聴に行きませんか。
●部会(環境・子ども・福祉・平和・まちづくり)活動に参加しませんか。

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いちはら市民ネットワーク通信(No59〜No97)
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