本体工事未だ手つかず
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ダム本体工事でなく
付け替え道路の橋脚 |
ダムはすでに7割もできているといわれますが、これは4600億円の事業費のうち7割使ってしまったという意味であって、実際には八ッ場ダムの関連工事はかなり遅れており、計画の2割程度しか進んでいません。ダム本体の工事はこれからです。また新たに発生した地滑り対策等で事業費は今後さらに増大することも確実視されています。続行したとしても完成は大幅に遅れることは間違いありません。ダム事業によって潤うのはダム予定地の住民でなく、ゼネコンと国交省だけです。
全国的に水余り
全国で既に人口減少が始まり、ダムに頼らなくても節水等により水が余ってきています。洪水の恐れについても、この頃は国もあまり口にしなくなりました。
生活再建策を最優先して
ダム湖が、吾妻渓谷の景観に勝ることはありえません。ずっと国の施策に苦しんできた地元住民の生活再建をサポートする政策を新政権にはしっかりしてもらいたいと強く願っています。
八ッ場ダムに関する誤解を解く
「みんなの八ッ場パーフェクトガイド」なる冊子があります。インターネットからもダウンロードできますのでご覧ください。
(山本友子)