いちはら市民ネットワーク
 いちはら市民ネットワークは政治をする市民団体です

いちはら市民ネット通信


 
 予算総額は約1兆6千億円。歳出(支出)は,社会保障費の増加や震災対応で膨らみました。予算編成段階の財源不足286億円は、基金の廃止、貯金の取り崩しと借金(退職手当債)で、なんとか補いました。まさに自転車操業です。しかし八ッ場ダムをはじめとする無駄な支出はまだまだ多く、市民ネットは当初予算に反対しました

増え続ける県債残高2兆8658億円

 今後自由に使える貯金(財政調整基金)の残高は、たったの20億円。財政健全化計画も24年度で終了し、今後の長期的見通しはまだ示されていません。累積県債残高は増える一方です。

赤ちゃんからお年寄りまで、県民一人あたり46万7千円の借金を背負っています 。


原発事故対応は
    ほとんどなし!

相変わらず八ッ場ダム推進
 県は、地域防災計画を策定中ですが、原発事故対応については、今のところ放射能のモニタリング体制強化と情報提供にとどまっています。千葉県は東海原発、浜岡原発からは50キロ圏外ですが、いったん事故が起これば放射能は関東全域に拡散します。いざという時に備えて、ヨウ素剤の備蓄をし、保管、配布方法、配布の決断などマニュアルを具体的に決めておくことを提案しました。 新年度も千葉県の負担分は15億4千万円。今後さらに72億6千万円を投じる予定です。無駄な国の直轄事業に従うだけでは情けない。

柏の女性センターを廃止し
  千葉市のセンターに一本化

 女性の社会進出、労働環境の整備など、課題の多い千葉県で、女性施策の拠点を千葉市のセンター一ヶ所にしてしまうのは、時代に逆行しています。

総合防災拠点と消防学校建設3千万円
(基本設計業務委託料)

朝鮮学校への補助金
562万円はカットしないで!
 老朽化した消防学校(千葉市中央区)の移転と県の防災センター拠点整備計画があります。場所は6月頃決まりますが、市は八幡の元県立スタジアム用地に移転してほしいと要望しています。約26haというまとまった県有地であること、防災ニーズの高いコンビナート工業地帯と近いこと、県庁からも遠くないことなどが利点です。ここに防災拠点ができれば、市原市としても、県・市が連携しやすくなるなどの防災上のメリットもあります。 議会では、印西市、八街市、茂原市などからも地元に誘致したいという議会質問や要望が上がっていました。果たしてどうなる? 花見川区にある小中学生対象の 朝鮮学校に対して、県は過去7年間、毎年562万円を学校運営費補助として助成してきました。しかし2011年度と今年度は支給なし。今や先生たちへの給与支払いも滞りがちとなっています。「拉致」はもちろん許せませんが、大人の責務としてすべての子どもの学ぶ権利をしっかり保障する補助金は復活すべきです。

福祉避難所の 指定・整備を急いで!

 災害時における障がい者の避難所は現在県内に8か所ですが市原市にはありません。 東北震災でも、知的障害があるお子さんの保護者が、他の人に気を使って倒壊しかけた自宅に帰ったという話を聞きました。 現在、市は特別支援学校を福祉避難所とする予定です。また高齢者福祉施設とも同様に協議中です。
うぐいすラインが
お勧めサイクリングコースになったけど

 市原のうぐいすラインを含むコースがお勧めサイクリングコースに指定されました。でもその道路を知る地元としては、交通安全、治安の面でほんとに安心な道なのかと心配です。せめて、道路に「自転車優先レーン」の文字を入れる。自転車走行者優先の「案内板」を立てるなどの整備が必要です。

 




前ページへ   次ページへ

いちはら市民ネットワーク通信(No59〜No97)
Copyright(C)Ichihara Shimin-Network,All rights reserved.無断転載禁止