いちはら市民ネットワーク
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いちはら市民ネット通信


 5月5日子どもの日に全ての原発が止まって喜んだのもつかの間、6月には野田総理は福井県の大飯原発再稼働にGOサインを出しました。福島原発事故後の処理はいまだ目途が立たず、その後も地震は頻発しています。
 脱原発、再稼働反対を訴える首相官邸前のデモや代々木公園のデモには、多くの方々が電車を乗り継いで参集し人数はどんどん膨れ上がっていますが、その想いと声は総理に届いていません。

「鋸(のこぎり)山に原発を」と都知事発言

今や原発依存のエネルギー政策は破綻しています。しかし森田知事は、議会で問われても脱原発の意思を明確にせず、すべて国まかせ。
 東京都知事が「千葉県には鋸山の上に空き地がある。津波も来ないし、あそこに原発を作ればいいじゃないか」と発言した際にも、同席していながら抗議もしませんでした。

放射性ごみ焼却灰
 
手賀沼流域下水道終末処理場の敷地内に仮置き

  柏、我孫子、流山などで一時保管されている8000ベクレル以上の放射性焼却灰は3581トン。今後発生する灰のうち2500トンは、手賀沼下水処理場敷地内で一時保管する決定が下されました。しかし、仮置きと言いながら今後ずっとそこに置かれることになってしまうのではないか、と地元は戦々恐々としています。

手賀沼処理場の敷地内:放射能の値の高い焼却灰が入ったフレコンパックの前で(3/21)

放射性廃棄物の最終処分場はどこに?

 細野環境大臣が来県し、「放射性廃棄物の最終処分場を国の責任において作る。9月までに場所を選定し、平成27年までに処分場を完成させる」と明言しました。人口が過密でない国有地を候補地として検討する、となれば、南房総のどこかが狙われるのではないか、と心配しています。大切な房総の野山に高濃度の放射性物質を入れる処分場を作ることには、絶対反対です。

地域防災計画に原発事故 対応がほとんどなし!  


 地域防災計画の見直し作業が急ピッチで進められています。しかし、残念なのは原発事故が起きた場合の、避難や応急対策がないこと。

  長野県では、避難マニュアル、ヨウ素剤備蓄その他しっかり原発事故対応マニュアルが作成されています。千葉県は、東海原発や浜岡原発から30キロ圏外とはいえ、いったん事故があれば被災県となります。想定外は許されません。備えが必要です。

 

 

古敷谷にライフル射撃場再開の条例成立
「聞いてないよー!」と地元が反発

 同射撃場には、屋外のクレー射撃と屋内のライフル射撃場がありました。屋外射撃場の土塁に大量に打ち込まれたクレー射撃の鉛玉が周辺の水を汚染している、として問題となり、平成13年に閉鎖。その後、3年間で約20億円かけて撤去してきました。ある程度の除去ができた後、「地元には、くれぐれも再開等の時には状況報告をすること」と約束したのに、今回は、ほとんどの人に何の事前の話もなく、いきなりライフル射撃場(屋内)の再開の案が示されたので、地元が反発。

 私は、説明不足を主な理由として常任委員会で反対しましたが、その他の委員が賛成し可決されました。しかし、ことの重大性を察知した県環境部は議会直前に開いた説明会で、今後は途中経過も含めて丁寧な説明を行うと約束しています。

 




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いちはら市民ネットワーク通信(No59〜No97)
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