今年2月に大手化学メーカーのエチレン生産縮小が明らかになり、市の経済を支えてきた臨海部の石油化学コンビナートが転換期にあることが改めて浮き彫りになりました。
危機感を持った市は、25年度予算で「産業振興ビジョン」策定に400万円を計上しました。これによって市産業の将来像を示し、具体的な施策を推進します。
今後、地域経済の活発化は、臨海部大手企業だけではなく、市内中小企業の振興が重要なカギを握ることになると思います。来年開催される「国際芸術祭いちはらアート×ミックス」では観光客の流入が見込まれます。それをきっかけにして地元の農産物や新たな特産品の開発など、地場産業への経済効果も大いに期待したいところです。 |