■漫然と散布されていた農薬・殺虫剤
害虫駆除を目的に、公共施設で漫然と定期的に行われていた薬剤散布。市民への健康被害を十分考慮し、薬剤の使用を極力控える旨の国の通知が、市原市ではほとんど守られていませんでした。
■保育所・街路樹などでは 大きく改善
私は、化学物質過敏症で苦しむ患者の皆さんの声を背に、昨年議会で国の通知を守るよう訴えました。今回は再度の質問です。
その結果、特に配慮が必要な保育所や学校などで、使用方法を見直すとの答弁を得ました。また、街路樹の薬剤散布は昨年の私の訴えにより、以前の約四分の一に減ったということがわかりました。
■他の施設の対策は いまだ手つかず
しかし、本庁舎や公民館など、定期散布を実施している公共施設も多く残っています。
今後は、個々の対応ではなく、一律の基準を設け、一元的に管理する体制が必要です。
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