いちはら市民ネットワーク
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  小沢みかの12月市議会報告

小沢みかの活動がブログで見られます。
「ミカのメイクオフ日記」

市原市は首都圏のごみ捨て場

東京オリンピック招致でさらに建設残土が市原に?

 自然を破壊し、生態系を壊すことが懸念される残土・産廃問題。
反対運動にもかかわらず他市に比べ取り組みが遅れている市原市の対応を議会で追及しました。

急速に失われていく 市の財産

 県下で最も広い市原市。都市部を離れれば、里山や緑豊かな渓谷・谷津が広がります。これらは、市原市民の貴重な財産です。
 しかし開発の名のもとに、これらの財産が業者に無残に切り刻まれ、代わりに建設工事で発生する土(残土)や産業廃棄物で埋め尽くされてきました。
 その7割以上が東京や神奈川など近県の建設工事に伴うものであることをご存知でしょうか 。

 

残土・産廃業者に 甘い市原市

残土処分場については、県内の多くの自治体が独自に条例を作って規制に乗り出していますが、市原市は「県の対応に従う」という構えを崩そうとしません。
  今回、私は議会で、市原市も独自の条例をつくる考えはないかと何度も質しましたが、やはり市は終始一貫「その考えはない」と繰り返すのみでした。
























 

待ったなしの残土・産廃問題

 しかし現在、県内の処分場の3割強が市原市に集中しており、鶴舞では地域住民による粘り強い反対運動が起こっています。
 また、6年後に開催される東京五輪による建設工事の増加に伴って、残土・産廃業者が市原市の広大な土地を狙う動きが活発化しています。
 いったん失われた自然環境は元には戻せません。気づいたときにはもう遅いのです。

 

カギを握るのは
トップの意志と住民の思い

 この問題には、地主の意向や事業者の経済活動がからむため、トップの強い意志と決断が必要です。市長はこの問題に対し、「市長としての責任を果たす」と明言しました。
 しかしそのためには、地元の人々が、地域の自然環境を守り後世に引き継ぎたいという思いを強く持つことが重要であることを、強調しておきたいと思います。

全国の自治体で急浮上
老朽化した公共施設、さて どうする?

議会で関心が集まった
公共施設の老朽化問題

 今回の本会議で、私を含め多くの議員が指摘した公共施設の維持・更新問題。
 3年前の大震災や中央道笹子トンネルの崩落事故をきっかけに、高度成長時代に建てた公共施設が一斉に老朽化しており、現在全国の自治体が頭を悩ませています。

 

数々の問題点と市の答弁

 私は1年前にも議会で取り上げ、
●今後、人口が減少し市民一人当たりが過剰な施設を支えなければならない。 
●現在54%の施設が築30年以上であり、20年後にはその割合が80%を超える。 
●今後、施設の3分の1を削減しなければ、市の財政は破たんする恐れがある。
などの点を指摘し、市に対応を求めました。

 この問題は地域住民の理解と協力なしには解決しません。市は「現在プロジェクトチームを作って検討している、公共施設の現状と課題を具体的にわかりやすく様々な手法を使って市民に伝えていく」と答弁しました。


























 

 

新しいまちづくりへ つなげよう

 ただし、公共施設の更新問題は、決して否定的にとらえる必要はありません。
 いち早く対策に乗り出した他市では、学校と公民館を統廃合した結果、それぞれの機能を損なわず、かつ互いの交流が生み出されたという好例もあります。
 公共施設の更新は新しいまちづくりでもあります。今後の展開に市民の皆さんもぜひ関心を持っていただきたいと思います。

市民の声で 議会が動いた

今回、各会派の代表者による会議で、 議会の情報公開が一歩前進しました。
@ 案や請願の会派ごとの賛否の公開。
A 各委員会の議事録を原則HPで公開。  
きっかけは、市議会HPの改善を求める一市民の陳情でした。陳情そのものは採択されませんでしたが、議員の意識改革を促した功績は大きかったと思います。今後議員定数の検討会も始まります。




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いちはら市民ネットワーク通信(No59〜No97)
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