その２　憲法の先生に聞いてみよう！

小学生でもわかる「解釈改憲」
憲法を変えずに解釈で変えようとする安倍総理の解釈改憲

子ども：憲法には｢戦争はしません。戦力は持ちません｣と書いているのに、どうして自衛隊があるの？
先　生：それはね、政府は、国家には自分の国を守る権利がある、だから自衛のための実力は持てる。
　　　　 自衛隊が持っているのは自国を守るための自衛力・防衛力であって、
　　　　 戦力を持つ軍隊ではないから憲法違反ではないと言ってきたんだ。

子ども：自衛隊ができた時に、国会は“海外出動はしない”と決めたのに、
　　　　 自衛隊はＰＫＯやアメリカ軍の戦争支援で海外に行っているでしょ。
　　　　 違反してるんじゃないの？
先　生：よく知ってるね。
　　　　 政府はね、武力を使わない役割に限定した出動だから違反ではないとしているんだ。

子ども：集団的自衛権って、アメリカが戦争すれば、日本もいっしょに戦争をするってことでしょ。
　　　　 それは実際に国外で武力を使うことでしょ。だったら、国会決議違反にならないの？
先　生：安倍総理はね、これまで政府が築いてきた制約をなくして、自衛隊を他国の軍隊と同じにし、
　　　　 日本を戦争のできる国にしようとしているんだ。集団的自衛権を使うことは、９条を
　　　　 まったく骨抜きにする変更なのだから、変えたいのなら、
　　　　総理と大臣だけで決めてしまうのでなく、国民の意見を聞く
　　　　憲法改正の手続（96条）を使うべきだね。
　　　　安倍総理には｢憲法は権力者を縛る｣という「立憲主義」の原則の
　　　　意味をよく考えてほしいね。

子ども：そうだね。私たちの未来がかかっているものね。

大学教員　齋藤和夫（神代在住）

総会＆講演会
「人はなぜ病気になるのか　そして直るのか」
大勢のご参加ありがとうございました。

第２４回いちはら市民ネットワーク総会（２/２２）

石原克己先生の講演

　総会では、一年間の総まとめと来年度の活動方針が承認されました。
　その後は「人はなぜ病気になるのか　そして治るのか」と題して石原克己先生（鍼灸院院長）の講演会でした。健康志向で関心は高く、準備した資料60部はあっという間になくなりました。
　病気は体が教えてくれる大切なサイン、その陰に隠れた原因を探り、その根底から症状を改善するのが東洋医学です。人間を外から見える症状や患部など部分的ではなく、心と身体全体を診て、根本から治し健康に導きます。奥が深いと感じました。
　今後も「心と身体」に関わる実践と学びをシリーズ化して企画していきます。

代表　桑田尚子

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