いちはら市民ネットワーク
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山本友子の6月県議会報告

ブログで活動を報告しています。
「てくてくともこ」
9月県議会で山本友子が2時間代表質問します。
ぜひ傍聴にお越しください。
(千葉テレビ、インターネットでも視聴できます)

9月26日(金)13:00〜15:00
※知事の政治姿勢/環境問題/福祉課題/ワクチン・薬剤問題/林業とバイオマス/防災/その他  現在、調査検討中!
     

集団的自衛権に反対する意見書
     全国で続々


千葉県は、なぜ通らない

 集団的自衛権を閣議決定することに反対して、全国で157自治体が反対する意見書を国に上げています。(6月28日現在)
千葉県議会では、自民党をはじめとする圧倒的多数の保守系会派が賛成しないので集団的自衛権反対の意見書を国に提出できませんでした。
保守系議員からは集団的自衛権に対して何の意見も聞かれませんでした。全国で採択件数が最も多かったのは、長野県の5議会。わが千葉県では流山市1市のみ。民意を反映させるためには、こんなところからも改革が必要です。

 

 

千葉県議会 会派別人数  現在88名
(定数95名)
千葉県議会では、圧倒的多数の自民党の賛成がないと意見書を国に出すことができません。

































コンビナート防災対策は?

 マグチュード7クラスの巨大地震が起こった場合、市原市民にとって最も気になるのは、コンビナート災害です。6月末に経産省から、現在の基準を上回るマグニチュード7クラスの首都直下巨大地震が発生すれば、東京湾岸の液状化は避けられないとの調査結果が出ました。調査した2827地点のうち55%には何らかの対策が必要だそうです。
現在のところ、高圧ガスのタンクは、計算式に基づく一定の強度は満たしていますが、首都直下地震を想定し、より安全度を上げるとなると話は別です。
そこで、コンビナート各社は、国の補助事業である高圧ガスの耐震強化事業(総額28億円)を受け補強を進めています。全国で13社が手を上げ、そのうち千葉県に関係のある事業所は6社です。
一方、小型の500キロリットル未満のタンクは県内に約3500基もありますが、民家に隣接している所もあるため、いざという時の被害が出ないよう、もっと詳細な調査が必要です。

不法投棄  県が今後も代わりに除去?

10年前の不法投棄
 10年ほど前に、市南部の大福山近くの君津市川谷(かわやつ)で、Aという業者が不法投棄で現行犯逮捕されました。しかし汚染物はそのまま放置。2012年、新しくこの土地を買った地権者が掘ったところ凄まじい汚染物が出て、県に報告。県が調査分析してみると、有毒性の強い大量のジクロロメタン等が入っていることが判明しました。

代執行
 かつて不法投棄したA業者に除去を命じましたが、Aにはその資金力もなく、県が代執行(代わりに除去し、後でかかった費用を業者に請求するしくみ)しました。除去した汚染物は1100トン(ダンプ110台分)、費用は6200万円もかかってしまいました。(2014年3月 いったん終了)

業者逆ギレ、県を訴える
 かかった費用を業者に請求したところ、A業者及び関係者は「自分たちが言われていたのは88立方メートル、トラック10台分だけだ。初めの話と違うから督促には応じられない」と県を訴えました。前代未聞です。

今後も代執行?
 県は、今後さらに面積を広げて汚染物の除去を検討しています。 日頃は言い訳ばかりしてなかなか動かない行政が、今回は、やけに迅速に動いたことに驚いています。悪質な不法投棄をしたAという業者の言い分は認められませんが、市原市内には不法投棄された場所がたくさんあるのに、県はここだけになぜこだわるのか、今後さらなる展開がありそうです。




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いちはら市民ネットワーク通信(No59〜No97)
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