先日、東口特別委員会が開かれ、商工会議所から会頭始め各支部の代表の方々など主だった役員の方が出席され、委員との意見交流の場がもたれました。
その場で商工会議所の皆さんから出てきた言葉は「東口整備計画」に対して反対ということでした。正直、これほど強く反対の意思表明がされたことに、大変驚きました。
そこでお聞きしますが、商工会議所会頭は推進協議会の委員でもいらっしゃいますが、推進協議会での話し合いはどうだったのでしょうか、合意形成は図られてきたのでしょうか、また商工会議所との話し合いはどのようにされてきたのかも併せてお聞かせください。
皆さんが異口同音に言っていらっしゃったことは、東口開発によって、五井西口をはじめ姉崎、八幡など既存の商店街が落ち込んでしまうということでした。
東口開発の大きなポイントは新しい区域を整備することで、既成の中心市街地も波及効果により活性化させ、全体を都市交流核として求心力のあるものとするとしています。
五井西口も再構築を図る中で、今の街の姿からいろいろとかたちを変えていくことにはなるのでしょう。しかしながら現在そこに住んでいる住民の生業がどうなっていくのか、店を維持していくのが可能なのかなど、具体的な心配が起きてくるのは当然でしょう。
基本計画には「新たな機能との連携による中心市街地の活性化」と言葉ではさらりと述べられていますが、既存の街を作り変えるということだけにそれを具体化することはかなり大変なことです。
平成19年には中心市街地活性化計画の見直しと言うことが計画されていますが、見直し内容のポイントは何でしょうか、お聞かせください。
基本計画にも述べられているように「みんなの手によるまちづくり」が重要であることはいうまでもありません。しかしこの「みんなの手による」という状況作りがいかに難しいかというのが、地域性も含めてあるのではないでしょうか。
先日、新聞に掲載されていた記事ですが、商店街の建て直しに取り組む青森市「街づくりあきんど隊」隊長の加藤博さんは「みんなそろってはやめて、やる気人間だけ集まる。会費や分担金も集め、コンサルタント任せにせず、自分たちで考えた」と言っています。加藤さんは大手スーパーの幹部という、しがらみのないよそ者ですが、商店街活性化の中心になり、青森が息を吹き返そうとしているということです。
どちらにしても地域住民が主体になって責任を持って、まちづくりを考えていかなければ、この計画は成功しません。これまでは経験もしていない住民主体の「まちづくり」をどのようにしたら成功させることが出来るのか、お考えをお聞かせください。
次に、東口の整備構想区域についてお聞きします。
先日は、ちはら台の大型ショッピングセンター建設の報告がありました。人口の減少や消費の頭打ちが言われていますが、一方で県内各地、そして近隣にもいくつもこのような施設が計画されているのを聞きます。過当競争ともいえる状況の中で、計画が本当にうまくいくのか、計画通り集客に結びつき、賑わいを作り出すことが出来るのか、また、一時的に人が呼び込めたとしても、どれだけの継続性があるのかなど、かなりの疑問や不安がぬぐえません。
これまでもプロポーザルで事業者側からは示されましたが、再度確認の意味もあってお聞きします。行政としてどこの地域から年間どれだけの人が集まってくると予測していますか。お聞かせください。
ここには大型店ができることにより、30ヘクタールもの街が出現するわけです。街というのは本来、その地に人が住み着き、日常の暮らしをおくる中で街の発展も考えていくわけですが、東口の場合の街は企業が作り出すわけですから、その後のまちづくりがどのように継続されていくのかと言うことも不安要素です。
エリアマネジメントと言う仕組みが提案されていますが、企業の都合で勝手に、撤退するような事はないのか、其の場合この場所はどうなるのかなど、大半が私有地という条件のなかで、将来にわたってのこの土地の「まちづくり」についてどう考えるか見解をお聞かせください。