いちはら市民ネットワーク
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いちはら市民ネット通信

市内栢橋にて。写真の正面奥の谷が、新たな処分場予定地。この豊かな自然が、壊されてしまいます。
この紙面でたびたびお伝えしてきた市内栢橋で新たな残土処分場が許可されました。
市原市が、崩落事故を起こさないようにと積極的な意見を県に対して伝え、ダンプの搬入時間は朝の8時から17時までとなりました。しかし1日最大550台。何と1分に1台となり、往復では1分間に2台となってしまいます。
残土を入れた後には、元の森林として復元するという建前ですが、事業者は満杯になったら、撤退してしまうわけですから、ほとんど荒地のままです。東京、神奈川からの残土をいったい、いつまで受け入れ続けるのでしょうか。
市原は県下ではまだまだ森林がある地域です。県の森林率31%に対して、市原は37%(国の森林率は67%)。里山と水、緑、これさえあれば持続可能な未来を描くことができるのではないでしょうか。
森林は誰にも同じように恩恵を与えてくれます。

県議会でも会派としてたびたび主張してきましたが、 県は森林の保全に向う姿勢がとれません。
森林保全のため何かいい方法がないものかと、6月25日にフォーラムを開きました(残土・産廃問題ネットワーク・ちば主催)。
この席で大槻幸一郎副知事から一歩踏み込んだ具体的な提案がありましたので、是非とも実現できるよう期待をしています。
県議会議員の山本友子を通して、議会からも森林の保全を主張していきます。(井上)


6月11日(土)、CAP(子どもが暴力から自分を守るための教育プログラム)に参加しました。まず、誰でも自分を守る権利「安心」「自信」「自由」があることを学び、そのあと役割劇をとおして、暴力にあったときに子どもたちがどうやって自分の身を守り、対処していくか、学んでいきます。 
大人と子どもはそれぞれのプログラムがありますが、今回は大人のみ。
いじめにあったとき、友だちの力を借りて、先生に相談。
参加者は下の名前をひらがなで書いたシールを胸に貼って、CAPのスタッフの方が絶えず会場の方ひとりひとり「これはどう思うかな?○○さん」と呼びかけていきます。みな小学三年生になったつもりで、答えていきます。
そして今度は子どもの話を聞いてあげる練習として、2人1組になって、それぞれお母さん役と子ども役を演じ、子ども役は辛い目にあったことを話し、お母さん役は それを聴く練習をしました。配役を入れ替えて一回ずつ。どちらの役の練習も実際にやってみるととても深い意味のあることだと感じます。
 ちなみにCAPのスタッフの方は、子どもの話をただ耳で「聞く」のではなく心で「聴く」ということがとても大切だと言っていました。
 子どもは「守ってあげる」のではなく、子どもの持つ生命力や勇気、やさしさを信じることが何よりも大切と感じました。
(佐々木)


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いちはら市民ネットワーク通信(No59〜No97)
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