いちはら市民ネットワーク
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いちはら市民ネット通信





11月19日、「べてるの家」講演会「病気も売ります、昆布も売ります」が開かれました。
「べてるの家」は北海道浦河町で精神障害者が運営する有限会社と社会福祉法人の名称です。「弱さを絆に」をキャッチフレーズに、自らの弱さや病気をありのままに言葉にして、全国を講演、各地で大きな反響を呼んでいます。(7ページ参照)
  • 司会は寺田さん(福祉ハウスふわふわ所長)。右は実行委員長の岩見初恵さん(こすもす工房代表)。市内の福祉団体が中心となって実行委員会を発足、1年がかりで実現。→

戦争を知らない世代が70%を超えたということです。戦後60年ということを考えればあたりまえですが、戦争の悲惨さや実態を共有することが、難しくなってきました。
私も父母を通しての体験ですが、ある日それまで戦地での出来事を回顧録のように懐かしく語っていた父が、中国残留孤児帰国のニュースに接し激しく泣きました。意識の奥にしまいこんでいたつらい部分を初めて出したのかと、ショックを受けたのを覚えています。
平和な日本で、戦争を心配するのはおかしいと言われそうですが、いまもイラクの戦争状態は続いていますし、自衛隊が派遣されています。地球上ではさまざまな紛争が絶え間なくおきていて、たくさんの人たちが犠牲になっています。
誰もが平和を望み戦争はしたくないと思っているはずなのに、なぜか一歩一歩戦争に近づいていく、そう感じるのは思い過ごしでしょうか。
「平和を求める心こそが平和をつくりだす」という言葉があります。戦争の悲惨さ、平和の大切さを学んで知ったひとり一人が、他の人に伝えていくこと。今の時代だからこそ、その必要性を強く感じます。
(うわぶ玲子)
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いちはら市民ネットワーク通信(No59〜No97)
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