いちはら市民ネットワーク
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いちはら市民ネット通信

下のモデルケースを見てください。
平成17年度から20年度にかけての高齢者世帯の税金の推移を示してありますが、3年間で実質2万円のアップになっています。
税負担増の理由は次の4つ。
  • 定率減税の廃止
  • 老年者控除の廃止
  • 公的年金控除の見直し
  • 65歳以上の非課税措置の廃止
また、控除額見直し等の影響で、国民健康保険料は、5100円増えています。
このほか医療・介護保険・年金といった社会保障の各制度も、平成十八年度は相次いで見直されました。高齢社会が加速する中、各制度の支出は増える一方。そのため、いずれも負担を増やし、給付を抑えることを中心に据えた見直しです。
それにしても、短期間に次々と打ち出される各制度の改革により、生活の維持が難しくなる高齢者が増えていくのではと、懸念されます。地方からも声を上げていくことが必要です。(岡村由美子)


モデルケース(平成17年度)
市原太郎さん
(68歳)公的年金収入240万円
市原花子さん(63歳)妻は収入なし
 配偶者控除(市・県民税33万円 所得税38万円)
 基礎控除(市・県民税33万円 所得税38万円)
 国民健康保険料(107,700円)
 介護保険料(34,050円)
 控除額合計(市・県民税801,750円、所得税901,750円)
  平成17年度 平成18年度 平成19年度 平成20年度
市・県民税 非課税  7,300円  24,400円  32,500円
所得税  23,800円  25,000円  11,700円  11,300円
小計  23,800円  32,300円  36,100円  43,800円
国民健康保険料 107,700円 112,800円 112,800円 112,800円
介護保険料  34,050円  48,580円 ※91,850円  99,360円
小計 141,750円 161,380円 204,650円 212,160円
合計 165,550円 193,680円 240,750円 255,960円
※妻が65歳となり、介護保険の2号から1号被保険者となったため保険料がアップ
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いちはら市民ネットワーク通信(No59〜No97)
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