いちはら市民ネットワーク
 いちはら市民ネットワークは政治をする市民団体です

いちはら市民ネット通信


市議会議員 うわぶ玲子
▼市民ネットが要望したこと
★地域で急激に進む高齢化への対応
介護保険の制度だけでは、安心できる暮らしが成り立たないのは目に見えています。市民力で支えあう地域の仕組みづくりを行政はしっかり支援すること。今から本腰を入れないと、高齢化が進みすぎてからでは間にあいません。

★子育てをめぐる環境整備の充実
保育所の待機児童の解消や、学童保育の質の向上、医療費への補助の充実。

★困窮家庭の救済のための施策を充実

 経済不況は市民生活にも影響を与え、生活保護の受給家庭も増え続けています。

★次世代に安全な水と自然を残すこと 
一見豊かに見える市内の自然は、森の荒廃や残土・産廃の不法投棄などで荒れています。森林を保全し、水の涵養を!
 
▼いまこそ知恵を働かせて
目の前の問題と、中長期的な視点の両方が必要です。
しかし、ものは考えようです。財政的に厳しい今のほうが、土壇場の知恵が働き、市民の力が発揮できるチャンスかもしれません。
 

市議会議員 桑田なお子
▼もっと市民に情報を!
市原市の平成21年度の情報公開請求は221件で、前年度比30%増となっています。14年経ち、ようやく情報公開制度が定着してきました。しかし、まだまだ行政側からの情報公開は不足していると感じます。
市域の広い市原では、都市計画のことがらや、残土搬入などの事業等は、決まってから市民が知ることもたびたびです。
「え?そんなことが決まっちゃったの?」ではなく、「こんな計画があるのですが、どうでしょうか?」と市民に問いかけるように情報を出して政策をつくる過程に市民参加を促してほしいのです。
 
▼図書館のような場所で見たい
わざわざ手続きをしなくても、いつでも市民が閲覧できる図書館のような場所での情報開示を目指す必要があると主張しました。
ちなみに、宮城県では図書館のような県政情報センターがあり、公表資料の一覧も出ており、ホームページからも気軽にアクセスできるようになっています。何よりも「知る権利」を大切にして、住民自治をまっとうできるよう県の保有する情報は速やかに開示しています。
市原でも見習いたいものです。
 

市議会議員 岡村由美子
▼就学援助をうけている子どもは10人にひとり
就学援助とは、経済的な理由によって就学が困難と認められる児童生徒の保護者に対し、学用品費、医療費、学校給食費などの援助を行う制度です。
2007年と2009年を比べると、小中学校の子どもの数は2年間で700人近く減ったにも関わらず、援助を受ける子どもは増えており、約10人にひとりとなっています。不況で経済的に厳しい家庭や、ひとり親家庭が増えていることが背景にあります。
 
▼援助の手があることをもっと知らせて
給食費の滞納者の中にはこの援助の対象者なのに、知らないでいる家庭もあります。 いちばん身近な担任の先生の、この制度に対する理解が必要です。
今年は新任の先生が100人です。学校間の差がなくなるよう、学校現場で研修をし、教職員向けの手引書をつくってほしい。また各家庭向けの案内書には外国人家庭向けにひらがな、ルビをふり、所得基準の明示もしてほしいと訴えました。
「子ども手当て」の支給で、低所得者向けの支援制度を廃止・縮小する自治体が相次いでいますが、援助の手をゆるめないでと主張しました。
 






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いちはら市民ネットワーク通信(No59〜No97)
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