いちはら市民ネットワーク
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いちはら市民ネット通信


 
 ▼市原市の現状は!
 「地域包括支援センター」が6か所につくられて、相談支援にあたっています。困った時はとにかく「地域包括」へ!とその役割は増すばかりです。6か所で数は足りるのか、委託費は十分かなど、今後の課題もいっぱいです。
また「地域包括支援センター」を軸に町内会、民生委員、社協、事業所、NPOなどが情報を交換し相談しあう「地域ケア会議」が開催され始めていますが、まだまだ必要です。
 
 ▼もっとつくりたい地域の助け合いのしくみ
また介護保険だけでは高齢者の暮らしを支えることができません。買い物、通院、家事などの支援や、普段のさりげない見守りなど地域の助け合いが不可欠です。いくつかの地域で「助け合い」の活動が始まり、みなさんががんばっています。仕事の依頼が多く、どこでも人手を募集中です。
 
 ▼地域の見守りを実践している所沢市を視察
所沢市では
◆20年も前から地域の高齢者の状況を現場訪問で把握、データベース化して支援に活用。
◆「地域包括支援センター」が市内に14か所設置(市原は6か所)
◆「お達者倶楽部事業」・・・高齢者対象のボランティア活動に助成金が出る。
 
 急激な高齢化や財政難から市民参加の政策が生まれました。少しでも学びたいですね。




 
 ▼残土業者に狙われる「ため池」
一昨年12月から取り組んできた「椎津・中台堰の残土処分場計画」は、勇気ある地権者の同意撤回で阻止できました。ここで問題になったのが、市有地である「ため池」です。下流で田んぼを作っていた時代は、農業用水として重要な働きをしていましたが、農業をやめてしまえばため池はいらなくなり、残土で埋め立てられる可能性が出てきます。
 
 ▼多様な用途の「ため池」
しかしため池には、農業用水だけでなく、調整池としての働きや防火用水としての大事な働きもあります。
水中には豊かな生態系も息づいています。生態系は一度失われれば元に戻りません。
 
 ▼事前に議会の承認を!
条例改正でため池の埋め立て基準ができたことは一歩前進です。しかし、今回の改正では、「原則ため池の埋め立て禁止」としながら、例外的に@公共工事A市の施策に合致し市長が特別に認める場合は許可する、となっています。市長が良しとすれば、議会などの公の場で審議する必要がないことになります。
市民ネットは「事前に議会の承認を得る」文言を加えるよう要望しましたが、期待できる答弁はありませんでした。しかし、あきらめず声をあげていきます。
 
 




 
 ▼経費削減の目的に沿った選定がなされていない
市内の都市公園343箇所の管理を3つに分け再選定しました。公募の結果、東部、中央地区は都市開発公社に決定し、西部のみ造園組合が管理することになりました。
しかし、東部、中央で造園組合が提案した管理費は、5年間で1億2千万円以上都市開発公社より安く、市民サービスの評価でも、造園組合の方が高くなっています。ところが総合するとわずかに公社の評価が上まわり、都市開発公社に管理が決定したわけです。
都市開発公社の管理費が高いのは、造園業者に再委託しているからです。それならば造園組合が「直に」請け負った方が、中間マージン分、管理費が安くなるのは目に見えています。ちなみに造園組合が直接委託を受けた西部地区では、約3千7百万円の経費節減になっています。
 
 ▼選定方法の見直しを!
「実績重視」という評価項目があります。これでは、これまで委託を受けてきた公社の経験値が高くなり、お手盛りと言われても仕方ないことになります。私は、「いろんな事業者、団体が新規に参入できるよう、選定項目や評価点配分の見直しをすべきではないか」と指摘しました。
 
 
 





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いちはら市民ネットワーク通信(No59〜No97)
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