いちはら市民ネットワーク
 いちはら市民ネットワークは政治をする市民団体です

いちはら市民ネット通信


◆お客様とパートナー

「市民はお客様」という考え方と「パートナー」という関係は一見矛盾するように思いますが、双方の関係について質問。これに対して「市民はお客様」であり、行政サービスは市民ニーズに応えること。しかし、これからのまちづくりは行政のみでは無理。市民との役割分担のもと、情報を共有し協働していきたいと回答。
市原各地で打ち上げ花火のように市民会議や地域会議が開かれていますが、市民自治は芽生え始めたばかり、これからが正念場。「計画の段階から市民と一緒に考え行動すべき」と主張しました。

◆京都議定書、どう生かす?

「京都議定書の発効もあり、それを受けての庁内の温室効果ガスを効果的に減らす手だてをどのように考えていますか」との問いに「市原新エコオフィスプランでエネルギーの抑制に努めている」との回答。しかしながら具体的な数値の提示などはなく、はなはだ心もとない答弁でした。
地方分権の時代。国からの方針を待つのでなく、市自ら市民に手本を示していくべきと質(ただ)しました。

◆地域の幼稚園に通いたい!

現在公立幼稚園では障害児受け入れが制度化されていないため、親は受け入れ先を探し回り、最終的には家から遠くても規模が小さい理解ある認可外の幼稚園に行かざるを得ません。「障害を持つ幼児の受け皿を作るべき。また受け入れている認可外幼稚園にも補助金を付けるべきでは」と質問しました。
市からは「検討していきます」との答弁。障害のあるなしにかかわらず、幼児が地域の幼稚園に安心して入れる支援体制にぜひ取り組んでほしいと訴えました。
議会終了後、市長に認可外の幼稚園を早速視察してもらいました。その後、同幼稚園は障害児受け入れの補助金に関する要望書を市長に提出しました。

(市原市議会議員/市民ネット代理人)


「どうして一年生が十二人も学童保育の待機者なの?」
「仕事を辞めるわけにはいかないし、一体どうすればいいの、もう頭の中は真っ白!」
 この春、新一年生の保護者からの訴えがありました。
 本年度より市が学童保育に大きく関わるようになり、予想を超えた入所の希望者が殺到。「待機(?)」と聞いた新一年生のお母さん方は行政に働きかけ市長にも会い訴えました。ひとりの声(議員)より大勢の声(お母さん方)が功を奏し、市では対応を考え、部屋を新たに増やし、受け入れ体制をとる運びとなりました。
 子どもを安心して産み育てる環境を整えなければ、ドンドン少子化は進んでいきます。子育ての社会化が必要な時代です。そして具体的な施策が待ったなし!

◆期待されてます 「子育て支援」

「次世代育成支援行動計画」の素案が示されました。市民からのアンケート結果をもとに課題も明記されてわかりやすくなっていますが、今後どこまで具体的な計画となるのかということに対しては、「実施状況等を市民にわかりやすく数値化し公表していく」ということですので、期待して見守りましょう。また、児童虐待をなくする意味からも「子どもの人権」という視点を加えるべきと主張しました。

◆ようやく見えてきた!!瀬又四団地への給水

誉田グリーンヒルをはじめとする、瀬又四団地へ給水計画がどうなっているのか、なかなか具体的な年度が示されませんでした。総合計画の中でどのようになるのかという問いに、
「平成二十年度に一部給水開始を目標とする」という答えがありました。とにかく早く確実に実施してください。みなさん待ちくたびれています。

◆17年度予算は反対しました

「賛成」「反対」の結論先にありきでなく、もじどおり「是々非々」で予算委員会にのぞみました。現在の佐久間市政は少人数学級や、子育て支援など評価できるものがかなりあります。しかし総合計画の中心事業でもある「五井駅東口整備事業」の必要性について、現状では納得できないということで、反対しました。今後、福祉関連の費用の増大、区画整理事業など基盤整備の早期終了、上下水道の整備など、お金のかかることばかり。50haの「まちづくり」にお金も情熱も投じる価値(力)がほんとうにあるのか、今後も大いに議論が必要です。
(市原市議会議員/市民ネット代理人)


「ヨーロッパかぶれ」というつもりではありませんが、イギリスやフランスやその他ヨーロッパの街並み、特に田舎の風景は、絵葉書のように美しく、うっとりさせられます。もちろん歴史に培われた文化の香りが漂っているということが、大きな要素だとはいえますが、日本の街並みとなぜこんなに違うのでしょう。調和の取れた家並み、色使い、広告も控えめでセンスよく・・・・・大きな違いは何といってもめざわりな電柱と電線がないことです。電線類がまとめて「地中化」されているのですが、中心街だけでなく、かなり郊外にいっても、電柱は見当たりません。なぜ日本ではできないのと聞いてみても「お金がかかるから」という答えしか返ってきません。「50年後100年後のまちづくり」ということが言われるたび、ヨーロッパの街並みと日本の街並みを思わず比較してしまいます。既存の街並みを「ブラッシュアップ」して、きれいにならないでしょうか。
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いちはら市民ネットワーク通信(No59〜No97)
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