いちはら市民ネットワーク
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いちはら市民ネット通信




◆またもや時代に逆行!県議会!

ドイツ視察。ベルリンの総合学校で、理科室のガイコツ君とツーショット
12月議会で自民党から提出された「真の男女共同参画を求める意見書」。「進行中の男女共同参画施策には、伝統や文化などを否定する偏向思想や、男女の区別を一切排除する恣意的運用がある」「教育現場におけるジェンダーフリー教育の推進は目に余るものがある」などという見当違いの文言もあり、とても承服できません。
議会最終日、自民以外の各会派から質議や反対討論が相次ぎました。質議に応ずるはずの自民党議員は、聞かれたことに答えず(答えられず)、ジェンダーと言う言葉の定義さえ、まともにできず、あげく「質問内容を通告しないから答えられないんだ」と開き直るありさま。
猪口邦子大臣(少子化・男女共同参画担当)をはじめとする自民党新人議員勉強会でも「ジェンダー」概念をしっかりと認識した上で各施策を組み立てていこう、と提言されているというのに、結局自民党圧倒的多数で、またもや意見書は可決され、千葉県議会は時代に逆行することになってしまいました。偏向思想をもっているのはどっち?情けない議会の幕切れです。

◆「こどもの国」どうなる?

千葉県福祉ふれあい財団が06年9月に解散を決定。それに伴って、同財団が管理運営してきた山倉ダム隣接の「こどもの国」(土地は企業庁、施設は財団所有)も同9月で、市原市または民間に移譲を予定するという結論に。
 移譲されても同施設を現状のまま維持する財力は今の市原にはありません。今後どうする?企業庁、財団とどんな話し合いをする?年末に降ってわいた話に私達も戸惑っています(皆様のご意見をお聞かせください)。
(千葉県議会議員/市民ネット代理人)

▼千葉県行財政改革計画(平成17年〜20年度)が示されました。三本柱は(1)分権型社会への対応、(2)赤字財政からの脱却、(3)大量退職時代への対応です。まもなく団塊の世代が一斉に定年退職します。例年200〜300人程度であった定年退職者が19年度から毎年500人を越えることになり、その退職金の捻出が県財政の大きな課題となっています。▼かくいう私も団塊の世代。すし詰め教室、集団就職、学園紛争、その後も何かとお騒がせの世代です。戦後民主主義の自由・平等・人権を頭から教え込まれた世代です。人数が多い分、暑苦しいといわれながら時代の空気を作ってきました。▼この世代が退職したからといって、年金もらってちんまりしているご隠居になるとはとても思えません。チャレンジ精神旺盛な新しい熟年像を作り上げるに違いない、と確信しています。▼人口減少が始まりました。日本全体でも、市原でも、過疎化が始まっている地域もあります。新たな日本再生、地域再生を鄙(ひな)から始める。幸い市原は都会?も田舎もあります。新しい交流の場を作っていけないか、その力に団塊の世代のパワーが使えないか?そんな想いの人はきっとたくさんいるはず。手を携えて、何かしでかしたい!年頭にあたってそんなことを考えました。
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いちはら市民ネットワーク通信(No59〜No97)
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