いちはら市民ネットワーク
 いちはら市民ネットワークは政治をする市民団体です

いちはら市民ネット通信






「辰巳ふれあいセンター」訪問

社協の辰巳台支部として誕生した「辰巳福祉ネットワーク」。今やその活動は「子育てサロンSUKU・SUKU」を始め、会食サービス、シニア、青少年等の部会や有償サービスたすけあい「辰巳ねこの手」など、紹介しきれないほどです。
子どもの参加が多いことも特徴のひとつです。敬老のつどい、盆踊り、市民体育祭、お祭り、福祉バザーなどに会場作りから後片付けにまで、60人もの中学生が積極的にボランティア参加しています。
現在は、県、県社協から指定をうけて学校、地域と連携しながら福祉教育推進事業も進めています。中学生がお年寄りを席まで案内し、お茶を出したりなど、かいがいしく立ち働く様子を見ると、思わず胸が熱くなります。320人の会員を擁するシニアクラブは今年の春に福祉ネットワークから独立。 「安心・安全・楽しく・ときめき」をモットーとするちょっと小粋なクラブです。

子育てサロン「SUKU・SUKU」
子育てサロン「SUKU・SUKU」

同センターの課題は、拠点である建物の耐用年数がつきて取り壊し時期がせまっていること。地域の核となっている場の確保を図っていきたいところです。
米沢「癒しの森」をめざして

県の住宅供給公社が買って団地造成をしようとした80haの米沢の森。計画は中止され森林・谷津田は荒れ放題となっていました。森林内には古墳、行人塚などの歴史遺産があり、会のメンバーはその取り付け道の整備、再生、夏草刈や倒木の処理などを繰り返し、ようやく人が通れるようになりました。今や地元のみならず、市外からも人が訪れ、森林浴を楽しんでいます。行人塚の山桜の巨木は、絡みついた蔓の伐採などの手厚い保全活動によって元気になり、その雄姿は里山のシンボルとなっています。
里山のシンボル山桜の巨木
この山桜を囲む広場を整備するに当たっては、参加者がここで一日体験奉仕活動をして、豚汁、麦トロなどで会食をする、という楽しい交流の輪を広げてきました。今は活動が広く評価され、県・市の助成を受けています。代表の鶴岡さんは、「『癒しの森』として後世に残したい。子どもたちの環境教育の体験の場にしたい」と夢を語ってくださいます。問い合わせ先は:市原米沢の森を考える会
(TEL・FAX:0436-92-1196)
 「生きる」エネルギー
  • 年間自殺者3万人超という記事が常態化してしまった。毎日百人弱の人が自らの命を絶っていることになる。死にたいと思っている人の数はその何倍にもなるだろう。

  • 北海道で調査したら中学一年生で「うつ」状態の子どもが一割もいたという。最近の「うつ」は、「ひたすら生きるエネルギーが枯渇しているケースが多いとも云われている。一律の処方で、生きる活力を取り戻せるほど、ことは簡単ではない。

  • 米沢の森の再生をめざす会の活動も、辰巳ふれあいセンターの皆さんの活動も、根っこにあるのは「共に」身体を使って汗をかきつつ「誰かのために」何かを行い、人々の間に温かいエネルギーを喚起しようとする活動である。熱い想いはじんわりと「温しっぷ」のように人々に伝わり時代を変えていく。
    市民ネットも、そんなじんわり温かい活動を広げたい。
いちはら市民ネットワーク
代表 山本友子

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いちはら市民ネットワーク通信(No59〜No97)
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