平成26年までに全て売却の方針
牛久から笠森に行く途中にある約75haの通称「米沢の森」は、1998年に千葉県住宅供給公社が、団地造成目的のため159億円で購入、翌年、「利益が見込めない」と計画を凍結し、手つかずのまま放置してきた土地です。
県で問題が大きく取りあげられ、改めて評価し直すと、この土地は2億円程度とのこと。
公社は自主再建を断念し、特定調停を申し立て、現在もなお債務を弁済しています。今後は、住宅
賃貸部門を残し、土地分譲からは撤退し、保有土地については平成26年までに全て売却する方針を決めています。当然、「米沢の森」も売却の対象になります。
有志の保全活動で憩いの場へ
地元では「市原米沢の森を考える会」ができ、里山保全活動がなされています。行人塚の素晴らしい山桜、頂上から見える筑波山や太平洋、富士山の眺望。「米沢の森」を散策した私たちも、ここが市民の憩いの場として育って欲しいと心から願っています。
あいまいな回答
議会では市の今後の方針を問うたのですが、「公社の土地だから、今後どうなっていくのか見極めてから」と、今ひとつはっきりしない回答でした。「売却の話が出てからあわてるのではなく、早めに県と協議して欲しい」と今後も声を上げていきます。