いちはら市民ネットワーク
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いちはら市民ネット通信


市議会報告


百年に一度の経済危機に、臨海部の企業は大打撃を受け、今年に入って休業や減産が相次いでいます。この不況は、生活不安、とりわけ雇用不安に発展しており、来年度以降はさらに厳しい事態が予測されます。
今回市民ネットは、市民参加で予算を検討、市民の目線や意見を大いに参考にしました。予算編成過程を市民にオープンにして、市民参画で予算を考えていくべきです!


市民といっしょにチェックしました

事業の凍結や見直しで財政規模の圧縮を!

平成21年度の本市予算の総額は前年度を上回っています。臨海企業の法人市民税に大きく依存しているわが市の財政のゆくえはきわめて不透明で、法人市民税は見込み額を確保できるのか疑問です。また、臨時財政対策債などの市債を増やすことに納得できません。
中学校建設事業や小中学校耐震対策事業などやらなければならない大きな事業も多いのですが、財政状況が厳しいこの時期に借金増につながる投資的経費を増やすことに疑問です。
この際、緊急性の高くない事業の凍結や見直しを検討することで、財政規模を圧縮できるのではないでしょうか?

身近な生活支援に思い切って財源を!

生活への不安が市民の中にひろがっています。この1、2年は、将来に対する種まきの時期と考え、子育て支援、高齢者、障がい者、教育、地域福祉、交通政策、雇用対策、協働、今後急増する生活困窮者への施策などの、身近な生活支援を基本とする政策に思い切って財源を配分してほしい。
●地域福祉
今後は市民が地域の福祉の担い手となります。その市民にとって拠点の確保は重要課題。拠点のモデル2ヶ所と 小域福祉ネットワークの20ヶ所に予算がつきました(計360万円)。さらに地域福祉を進めるため市職員による専従の地域福祉支援員が必要、と主張しました。

●高齢者施策
地域包括支援センターは、予防ケアプランや権利擁護の相談が増えていることもあり、今後は委託料を増やすことを強く要望しました。

●障がい者施策
障がい児デイサービスを行う事業者への支援、小規模作業所の新制度移行への支援を要望。発達支援センターは相談体制の強化を!

●市単独の雇用支援策を!
臨海企業、中小企業の雇用状況の把握につとめ、今後さらに悪化した場合、市単独の雇用支援策をはかるべきです!

●情報公開
審議会等の会議はホームページでの開催通知や議事録の公開、傍聴者への資料配布等、更なる情報公開を!
●五井駅東口整備事業は、お金のかからない方向で公園計画見直しを!
ヨーカドーの来春オープンが事実上困難となり、テナントも決まっていない。総合公園の整備については、もう一度ゼロから、お金のかからない方向で図面の見直しをすべき。今一度、市民の意見を聞いてみることも必要では?

●保育所
待機児童解消に向けて、民間保育施設の整備をさらに進めて!一時保育の充実も緊急課題です。市民ネットが主張してきた認可外保育の利用者に補助金がつきます!(上限2万円/3歳未満)よかった!

●全国いっせい学力テスト
学校間の序列化につながるので反対しました。

●加茂小中一貫校
地元の方とじっくり話し合い、基本計画や設計に地元意見を反映してほしい、と要望しました!
このあたりが公園予定地?
遠くに帝京平成大学が見える。
●潤井戸特定土地区画整理事業

潤井戸の特定土地区画整理事業における潤井戸一号近隣公園整備事業は、都市再生機構が整備するとはいえ、近隣住民にとって、はたして必要な公園なのか、疑問です! 都市再生機構はニュータウン事業から手をひき、大規模な見直しを図るとしています。市は機構としっかり話し合って、市の不利益とならないようにすべきと要望。周辺住民へも十分な説明を!

*評価できる点もありますが、「五井駅東口整備事業関連」と「全国いっせい学力テスト」に反対しました。
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いちはら市民ネットワーク通信(No59〜No97)
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