いちはら市民ネットワーク
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いちはら市民ネット通信




 

2011年8月の電力需給実績推計
(出所:環境エネルギー政策研究所)

全国54基の原発も福島原発事故後、故障や定期点検で次々に止まり現在稼働しているのは北海道の泊原発1基のみ。その原発も5月に停止予定です。
東京電力管内では柏崎原発が3月26日に停止して、18基すべての原発が止まりました。私たちは原発で作られる電気を使っていませんが、電気は足りています。

(4月15日現在)


行き場のない危険なゴミ

原発いらない3・11
福島県民大集会

 安心して暮らせる福島をとりもどそうと集会に参加してきました。福島県下から8千人、全国から駆けつけた8千人で会場は埋まり、途中黙祷をはさんで、農業者・漁業者・高校生をはじめとした福島県内の皆さんの真剣な訴えを聞いてきました。その後、市内パレードに参加しました。

 青森六ヶ所村の中間保管施設では、使用済み核燃料(高レベル放射性廃棄物)の再利用を前提に一時保管していますが、再利用の技術は未だ完成していません。地震国日本に、核のゴミを事実上最終処分する場所はありません。
 また廃炉となった原発施設は解体し、低レベル放射性廃棄物として地下深いトンネルで300年以上保存しなければなりません。そのためには膨大な時間と場所とコストがかかり、その費用もまた私たちの電気料金に上乗せされます。
再稼働は許さない!
 そして今、政府と電力会社は、原発の電力が不要なことが証明されることを恐れて原発の再稼働を急いでいます。
 私たちは「原発はなくても電気は足りる」ことを強く訴えます。

再生可能エネルギーへの転換
  原発から再生可能な電力へ転換することで電力の確保はできます。太陽光は電力としても熱源としても無限であり、また、小水力発電や風力、バイオマスなど、様々なエネルギーを複合的に利用していくことも可能です。

 1995年、電力の自由化を認める法(改正電気事業法)が誕生し、電力の自由化が少しずつ進んできましたが、まだ全電力に占める割合は1%程度です。大手電力会社9社が原発を推進したいために電力を独占してきたことが原因です。発電と送電事業の分離で様々な電力が自由に送電線を使えるようにすることが大事です。

 今や全国の様々な自治体が、電力の地産地消を新産業と位置付け、取り組もうとしています。千葉県も早急に対策をとるよう要望していきます。



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いちはら市民ネットワーク通信(No59〜No97)
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