いちはら市民ネットワーク【いちはら市民ネット通信】

市役所建て替え案に異論続出

　この問題は市民の関心が高く、パブリックコメントには市民と町会長から計92人の意見が寄せられました。その結果は、市が推奨する分庁案よりも、むしろ現在地に新築する案に最も多くの意見が集まりました。

　◇市から新提案！
　11月19日の議会の特別調査委員会で、分庁案を修正した新たな提案が市から示されました。
　① 現庁舎地に防災棟を増築
　② 五井駅西口の旧イトーヨーカ堂に庁舎機能の一部を移転
　③ 現庁舎の低層階は当面使用
　④ 新庁舎のあるべき姿は別途検討
　新提案には、市民から寄せられた意見は活かされていません。

◇新提案についてもますます疑問が！
市民ネットワークでは12月議会で小沢みか市議が、新提案に対する質問をしました。

　議会答弁では、はっきりした答えをもらえませんでしたので、その後２回目の公開質問状を提出しました。残念ながら明快な解答はありませんでした。さまざまな疑問が置き去りにされ、総事業費も不明のまま１月に方向性が決定されてしまいました。
千葉県庁では中庁舎内のフロアーに救命・防災センターを設置する工事を行っています。しかし市原市では防災棟のイメージも、移転する機能も未定のまま新たに建てようとしています。また分庁案では市民はどこに行ったらよいのか右往左往しそうです。納得のいく説明が必要です。

井上由紀子

小沢みかの質問

Ｑ　防災拠点の確保について防災棟を建てる
　　以外の対応がないのか？

Ａ　現在地が最適である

Ｑ　恒久的な防災棟を造ってしまったら、今後の
　　庁舎の在り方に大きく影響するのでは？

Ａ　今後検討する

Ｑ　パブリックコメントの結果をどう
　　活かしたのか？

Ａ　ホームページで公表し、広報紙で
　　告知する

Ｑ　新提案を市民にどう周知して
　　ゆくのか？

Ａ　広報紙とホームページで公表し、ご理解をたま
　　わりたい。

　新昭和メガソーラー市原発電所では6,600枚の太陽光電池パネルが太陽に向って設置され発電しています。メガソーラーの仕組みについて丁寧な説明を受けました。

見学者から多くの質問が出て関心度の高さがうかがえます。東日本大震災の原発事故後、電力不足が騒がれ、普段使ってきた電気が当たり前でない事に気づき考えるようになりました。

原発事故の放射能汚染が広がる中で、原子力発電に代わる自然エネルギーへの転換をめざす動きが活発になっています。経済産業省資源エネルギー庁の公表ではメガソーラーの申請数が1１月時点では全国で524件、千葉県では30件うち稼働中２件）ということです。

昨年7月に固定価格買い取り制度が始まって以降、再生可能エネルギー発電全体の今年度予測は250万ｋWで、導入実績は5割を超え、そのほとんどが太陽光発電です。最近では、家の屋根に太陽光パネルを設置して発電し、余剰分は電力会社に売電している家庭も増えてきています。

太陽光発電はCO２も削減できるので地球温暖化や地球環境にやさしい大切な事業と感じます。私たち大人が未来の子ども達に何を選択して残していくのか、自然エネルギーについて今一度考える時をもらっていることを強く感じた見学会でした。