法律の改正は国会議員の過半数の賛成でできますが、憲法を改正するには2/3以上の賛成が必要です。 それはなぜでしょうか?
法律は、国が国民に守らせるルール、憲法は国民が国に守らせるルールです。
国民が国のトップに「この国で暮らす人々の人権を侵害してはいけないよ」と命じているのです。国は使い方によっては人権侵害になる軍事力や警察力など大きな力を持つので、憲法が歯止めをかけているのです(立憲主義)。だからこそ、憲法96条は国のトップが憲法を勝手に変えることができないように、改正条件を過半数よりも厳しく2/3以上とし、なおかつ国民投票も実施することとしているのです。
今、日本では、安倍政権が憲法を「変えにくいから改正条件をゆるめよう」と言っています。でもこれって、サッカーで「オフサイド・ルールがあると得点できないから廃止してくれ」、野球で負けそうになったチームが「三振アウトでは打てないから、四振にしてくれ」というのと同じではないでしょうか?主権者国民は、現政権の身勝手なルール変更を許してはなりません。
大学教員 齋藤和夫(神代在住) |
5月15日、千葉県御宿にある海洋生物環境研究所(公益財団法人)に、環境部会の仲間33人で見学に行きました。
この研究所は、原子力発電所や火力発電所から排出される冷却水などの海洋生物に対する影響を調査研究する施設です。しかし、福島原発事故以後、魚介類の放射能汚染状況と海洋への影響を調べることが最も重要な業務になっています。
全国各地から送られてきた魚を、10数人のパートさんが、見事な包丁さばきで次々と細切れにし、ミンチにして放射能測定機器にかけます。気になる検査結果は、最近では福島近海以外ほとんど基準値以下だそうです。これを拡散したと見るかどうかは考えるところです。
その後、大型水槽が並んでいる飼育培養棟を見学。温暖化影響調査のための熱帯魚がたくさん泳いでいました。保護増殖にも取り組んでおり、東京湾では絶滅した青ギスの稚魚が群れている姿には感動しました。驚いたことに飼育の餌は、人工飼料ではなく自家培養したプランクトン。そのプランクトンが食べる餌も自家培養だそうです。絶滅危惧種の保護増殖は細かな神経を使う経験の積み重ねのたまものであり、その技術は大変貴重な財産です。
私たちには、海産物を多く食してきた文化と伝統があり、その安全を守る施設が身近にあるのは大変喜ばしいことです。これらの調査結果や研究成果はもっと多くの人に知ってもらう必要性を感じました。
佐久間茂夫(大厩在住)
|
いちはらネット 掲示板
連絡先21-1907
場所 市民ネット事務所内
|
|
|
★一緒に活動しませんか?★
いちはら市民ネット部会の紹介 |
それぞれ月に一度の割合で部会を開き、参加者が身近な課題について、自由な発想で勉強会や見学会をおこなっています。
住みよい市原市にするため、代理人(議員)とともに議会に働きかけていきます。
★子ども部会:教育、療育、子育てについて
★福祉部会:高齢者・障がい者福祉について
★市民自治・まちづくり部会:議会改革、
まちづくり、国府探検隊
★環境部会:残土、放射能、電磁波問題
部会の開催日はホームページをごらんください。
または、電話でお問い合わせください。
|
|