いちはら市民ネットワーク
 いちはら市民ネットワークは政治をする市民団体です
いちはら市民ネットワーク通信 No.96

◆P1
 ・集団的自衛権はアブナイ!

 ・議会の常識は世間の非常識

◆P2
 ●小沢みかの6月市議会報告
 ・医療と介護をつなぐ地域包括ケアシステム
 ・アート×ミックスの検証は?
 ・虐待から子どもの命を守りたい

◆P3
 ・シリーズAこの女性 森山 薫さん
 ・全国市民政治ネットワーク全国交流集会
 ・市民ネットのお知らせ


◆P4
 ●山本友子の6月県議会報告
 ・コンビナート防災対策は?
 集団的自衛権に反対する意見書 全国で続々
 ・不法投棄 県が今後も代わりに除去?

集団的自衛権は アブナイ!

 2014年7月1日、安倍総理は国民の声を無視して、国会で十分な審議もせずに、仲間内の閣議決定だけで集団的自衛権の行使を容認しました。


八幡宿の駅前にて署名活動。「戦争ができる国になりそうで不安だ」など、たくさんの声をいただきました。

「集団的自衛権」は危険だって言うけど、何がダメなの?よその国に攻められたらどうするの?
 
 
自分の国が攻められた時に自分の国を守る「個別的自衛権」は、一応今までも認められているんだ。「集団的自衛権」というのは、仲間の国が世界のどこかで武力行為を始めたら、それを助けに行くこともできるってことなんだよ。

仲間の国ってどこ?

 

 
アメリカだよ。アメリカは、今までも言いがかりをつけて、しょっちゅう他の国で戦争をしてきたよね。こんな国と行動を共にしたら、日本も世界中から嫌われて、命を狙われることになるだろうね。
怖いね。やっぱり「集団的自衛権」には反対しなくちゃ。 じゃあ、私たちには何ができるの?
 
 
総理が恐れているのは世論だから、チャンスがあれば、反対の声をあげよう。また国政選挙だけでなく、地方の選挙でもきちんと集団的自衛権に反対する候補者に投票していくことが大事だね。
   

憲法9条の解釈を議会でなく政府が勝手に変えることは許されません。憲法を守る義務があるのは国民でなく為政者です。日本は憲法9条があることによって、戦後69年もの間、武力によって1人も殺し、また殺されることはありませんでした。 
戦いは、戦いの連鎖を生むだけです。日本は今後も、武力によらない技術支援など平和的な交支援の手法を貫くべきです。


議会の常識は 世間の非常識

 都議会や国会で次々と明るみになった、女性議員に対するセクハラ野次問題。

 経済大国と呼ばれ、学力調査も常に上位にある日本ですが、男女平等ランキングは今年世界136カ国中105位と過去最低を更新しました。案の定、都議会ではトカゲの尻尾切りで幕引きとなり、海外からも厳しい声が寄せられています。

 男女雇用機会均等法でセクハラ防止が義務付けられたのは、15年前。以来社会の意識は大きく変化し、今やイクメンも当たり前の時代となりました。一方「議会の常識は世間の非常識」とはよく言ったもので、出産・育児を未だに女性個人の問題と片づけ、さらにヤジで嘲笑するなど、一般企業では通用しないことが議会ではまかり通ってしまうのが実態です。

 なぜそうなってしまうのでしょうか。私は有権者の「関心の薄さ」が原因の一つではないかと思っています。

 自分が一票を投じた議員が、その後、議会でどんな発言をし、また活動をしているか。有権者が選挙後も常に関心を寄せることで、議会は確実に変わっていくでしょう。「お任せにしない政治」が市民ネットのモットーです。

市原市議会議員 小沢みか




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いちはら市民ネットワーク通信(No59〜No97)
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