今、千葉県は、総合計画、行政改革計画、財政健全化計画、教育振興基本計画を今年度内に策定しようとしています。とりわけ「総合計画」は、今後10年間の「基本構想」と、これを実現するための事業を定める3年間の「実施計画」により構成される大変重要な計画です。
▼全国の多くの自治体では、徹底した県民参加で1年半~2年以上の時間をかけて作ることが普通ですが、千葉県は、わずか半年で大急ぎで策定しようとしています。県民参加といえるものは計画原案に対するパブリックコメント1回のみ。せめて事前の丁寧な説明が必要ですがそれもありません。
▼原案そのものも沼田県政当時の焼きなおしと、森田知事の選挙マニフェストに手を加えた内容のみ。前堂本知事は県民参加の手法としてタウンミーティングを年間50数回から80数回も開催しましたが、森田県政となってからは、現在までわずか7回のみ。森田知事は相変わらず、市民団体との会合、交渉、懇談は一切行おうとしていません。
県立スタジアム用地売却も検討課題に!
▼また、原案には具体的に書き込まれてはいませんが、市原・八幡の県立スタジアム用地の売却も検討課題として上がっています。市原市としても、黙って成り行きを見ているだけでなく、何らかの市の方針を伝える必要があります。
▼市民ネットワーク千葉県は、千葉県に対し「今年度中の策定にこだわらず、主権者である県民への徹底した情報公開と県民参画を最優先し、十分な時間をかけて議論を尽くすこと」を要望しました。
いちはら市民ネットワーク代表 山本友子
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