山本友子レポート
大胆発言で県政に挑戦!

発言しない議員は、即、退場すべし
  ~議員の発言実態調査~

 県議会の本会議での発言回数がゼロの議員が8人。
常任委員会(4年間で16回開かれる)で、発言回数ゼロ
の議員が3人。95人のうち半数弱は、4年間ほとんど発言
なし。こんな議員の議員報酬は、税金の無駄遣いです。

本会議・委員会は議員の仕事場
県議会は年4回開催され、県議会議員は、そこで議案の審議、
議員の政策や主張を述べます。議案は、各常任委員会(総務・
企画・土木・福祉・教育・環境・農林業など)で、予算・決算を含め
審議し可否を論じます。しかし議案を審議する常任委員会は傍聴者
もほとんどなく、発言しない議員がいっぱいです。

議員の発言回数実態の公開!
今回、現職の議員の発言回数を多い順にまとめた実態調査が
市民団体により公表されました。
4年間本会議で発言ゼロの議員は8人。委員会で計30回以下の
発言しかしていない議員が44人。(うち3人はゼロ発言)全く発言
なしの県議に、報酬年額1473万円は税金の無駄遣いです。
市・県議会は、マスコミも関心が薄く、市民にその実態は知られて
いません。発言しない議員には、即刻退場してもらい、議員同士の
活発な議論のできる議会へと変えなければなりません。

今回発言回数の多い上位10人と、市原選出の議員の発言
回数を転記しました。
市民ネットワークが属する会派は4名(無所属1・社民1・
ネット2)1位2位3位6位で市民の声を議会に届けています。
 市原市選出の議員の発言回数もチェック!

県議会本会議・委員会での発言回数
*順位は本会議発言回数を基準とする
順位 発言者   政党・会派・  選出市  本会議  委員会
 1.Y氏      市民ネット会派 柏市    69回  692回
 2.大野ひろみ 市民ネット会派 佐倉市   37    504
3.K氏      市民ネット会派 千葉市   34    461
 4.T氏         自民党      印西市   34      17
5.M氏        共産党      松戸市   33    564
 6.K氏         市民ネット会派 流山市   33   238
 7.O氏     共産党        市川市   28   385
8.U氏     自民党       印旛郡  28     59
9.O氏     自民党       浦安市   28     10
10.I氏      自民党       富浦市  25      84

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34.T氏     公明党       市原市   15    39
42. T氏     民主党       市原市   13    54
46.S氏      民主党       市原市   12    49
69. S氏     自民党       市原市    5     6
*
県議会インターネット検索システム等による平成19年5月~
平成22年12月までの調査

◇市民に見える議会に!◇
  ★変えたい県議会
 
市民ネットの山本友子は、かつて県議として堂本知事と共に
条例改正を行い、産廃・残土の不法投棄全国一といわれた市原の
不法投棄を80分の1に激減させ、栢橋の残土崩落問題では、知事
や国会議員、マスコミを巻き込んで事業の一時停止までに持ち込み
ました。
房総南部で極端に不足している医療、障がい者福祉の改善、かずさ
アカデミアパークの不明朗な賃貸地主など追及すべき課題は尽きず、
委員会でもガンガン質疑していると、保守系議員から、「早くやめろ」の
冷たい視線をあびることもしばしば。
だからこそ、まともに議員同士が活発に議論しあえる議会にしたい、
と痛感しています。

議員年金は廃止されるが
やっぱり議員に好都合すぎる!
 地方議員年金(県議は年額178万円/市議は156万円
)の廃止
はようやく決まりましたが、一時金を従来の20%も上乗せして受け
取れるようにしたり、3期以上の議員は、年金を継続して受け取れる
仕組みを残すなど、市民理解を得られそうもない提案をしています。
議員年金の維持のために平成23年度も千葉県民の税負担は
3億2300万円に上ります。
選挙が間近な今だからこそ、投票で地方から議会改革を!

>千葉県議会議員の議員報酬
 =1473万円(ボーナス含む)+480万円(政務調査費)
市民ネットワークが主張し政務調査費はようやく領収書添付の
義務付けが実現。
※県議の費用弁償(日当)は廃止され、4年分で2億4000万円が
削減。

市原市議会の議員報酬
 =939万4千円+132万円(政務調査費11万円×12ヵ月)
市民ネットワークだけが日当を返還しています。他の市議は未だ
に日当を受けています。(4年間で総額2300万円)。

◇コラム◇
市民ネットワークは元祖・地域政党。
 国会のごたごたは連日テレビで放映され、国のあちこちに政権交代
に夢を託した国民のため息が満ちている。
そんな中、にわかに脚光をあびているのが、地域政党。
名古屋、大阪に代表される地域政党は既得権にしがみつく地方議会
に業を煮やした首長が仕掛けた政党である。その地域政党に、国民が
喝采を送っている。
わが市民ネットワークは、地域の事は市民が主役となって決める活動を
20年間も続けてきた。もちろん政党助成金はもらえない。選挙も日常活動も
、カンパとボランティア。業界団体からのカンパもない。選挙会計はいつも
オープンにしている。政策も市民がつくる。しかし.お任せできない政治には
責任も伴う。その責任も互いに担いあってきた。
国政に色目を使う地域政党でなく、あくまで地域にこだわる地域政党である。
(山本友子)

 

 

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