二次救急は崩壊寸前
現在市原市では、入院治療を必要とする場合の「第二次救急診療」
を市内9病院が輪番体制で担っています。
しかし、どの病院も疲弊しきっていて、今にも「うちはもう降りたい」と
言い出しかねない状況です。その原因は、もちろん慢性的な医師不足
にもありますが、「コンビニ受診」と呼ばれる軽症患者の安易な夜間受
診、「モンスターペイシュント」と呼ばれる問題患者、受診料の踏み倒し
など、患者側のモラルの低下による負担が救急病院に重くのしかかっ
ていることも、大きな要因のひとつです。
これらの実態を踏まえ、市には請負病院の負担を軽減するような仕
組みづくりや、市民への適正な受診の啓発を促すよう求めました。
市民にとってより身近な二次救急の体制を守るために、行政がもtっと
先頭に立って医師会や市民と連携しながら取り組んでいくよう主張し
ました。
ニートや引きこもりにも支援の手を
近年、子どもや若者の抱える問題はますます複雑かつ深刻になってきて
います。昨年の4月に「子ども・若者育成支援推進法」が施行されました。
対象年齢は0歳から40歳未満までと非常に幅広いものです。
従来まで取り組まれてきた非行やいじめ・不登校など在学中の支援に加え、
雇用問題やニート・引きこもりなど、今まで取りこぼされてきた卒業後の問題
にも横断的に対応していくという方針がはっきりと示されました。
市原市では今後どんな取り組みがされていくのかという問いに対しては、
未だ調整中との答弁でした。
ニートや引きこもりの若者の中には、ハンディキャップを抱えて働きたくても
働くことができないケースが数多くあり、本人や家族の悩みや苦しみは計り
知れません。
これらの問題に対応できる人材の育成や、民間のサポート機関との連携
の仕方が大きな鍵になっていくと思われます。注視していきたいと思います。
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