市原市の財政
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額面は黒字だけど借金増、市税減収で厳しい財政 
 
         
平成21年度市原市財政の決算状況
       普通会計   
歳入総額  約902億8900万円

                歳出総額    約861億7900万円
            
              特別会計  (その他国保・介護保険・下水道など)
                       約480億円の審査も併せて行いました。

決算の問題点は


法人市民税(企業からの税金)が落ち込み、約29億5000万円(前年比46.2%)
  になった。

税金や保険料の滞納は、普通会計約49億6000万円+特別会計分=100億円
  を超えた。

その結果、本年度の借金は70億円に達した。
  ※臨時財政対策債(国からの臨時の借金)30億円を含む。

決算から見えてきたこと
       ~「豊かな市原市」は過去の話~

 
予算編成の段階から市税の減収が予測されていたので、市債の発行や、財政調整基金(市の貯金)からの取り崩しで歳入を確保し、経費の削減や入札の差金(安く落札)などで歳出を抑え、黒字にしました。しかし、中身さ市債の発行(借金)が60億円を超えるなど、決して良い状況ではありません。
「豊かな市原市」は過去の話で、頭の切り替えが必要です。


決算委員会で市民ネットが要望したこと
    
きめ細やかな福祉を

・高齢者や障がい者で支援が必要な人たちの実態を調査し、地域で支える「地域
  ケア」の体制づくりの準備をすすめること。

・地域で頑張る市民力の実態を把握し、行政の関わり、支援の在り方を整理するこ 
 と。

・待機児童の解消、学童保育の質の向上、少人数学級のさらなる充実。

五井駅周辺の整備の課題

都市交流拠点整備はヨーカドーの出店がようやく決まったが、それで良しとせず、 
 中心核づくり、交流と賑わいのまちづくりというコンセプトを追求し、道筋をつける
 こと。

残土処分の違反は絶対許さないこと

・残土処分場の違反を許さない厳しい態度、また水源地の森林の涵養を図り、
 市原市の自然の保全や回復に本気で取り組むこと。

課題は多いのですが、決算委員会で指摘・要望した事柄が、次年度に反映
 されることを強く要望し、決算に賛成しました。
       

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